どうも!ロボットのように働くアラフォー会社員、ろいどです!
今回ご紹介する本がこちら⇩
『東大読書』
- 著者 : 西岡壱誠
- 難易度 : ★★★☆☆(普通)
- 発行:東洋経済新報社 2018年06月14日 初版発行
- ページ数:282
- 定価:(本体1400円+税
著者は、偏差値35だったが東大合格したという西岡壱誠さん!
この本では、著者自身が東大合格した秘訣でもある
『多くの東大生がしているという読書方法』
を紹介しています。
✔「難しくて読めない」
✔「読んだ内容をすぐに忘れてしまう」
✔「読んだのに身にならない」
と嘆いている方にオススメ!
この記事では、私の感想を交えながら『どんな本なのか?』を書いていきます!
西岡壱誠の『東大読書』てどんな本?書評・要約
この本では『地頭力』という言葉をよく使っています。
地頭力とは「素の頭の良さ」「自分で考える力」のこと。
そして「本の読み方を変えるだけで地頭力は鍛えられる」と、著者はは明言しています!
本の読み方を変えたことで東大合格できた
著者の西岡壱誠さん、高校の時の偏差値は35。東大を目指すがあっという間の2浪。
そこで東大の入試問題をくわしく分析して、ある事実に気づいたそうです。
いくら頑張って「知識の量」を増やしても合格できない大学だと。
なぜかというと、最低限の知識をうまく活用できないと解けない問題がたくさん出題されていたからです。
東大は知識の量ではなく「知識の運用能力」、つまりは「自分で考える力」をとても重視する大学。
なので、ただ教科書を読んで知識を自分のものにするだけでは合格できないようになっているのです。
知識を得るだけではなく、「考える力」を鍛えることも目標にして読もうということで、「教科書や参考書の読み方」から変えてみたそうです。
そのためにやったのは、「本と徹底的に議論する」ということでした。
能動的に自分の頭で考えながら、
「どうしてこういう風になるのだろうか?」
「これは本当にそうなんだろうか?」
と本と会話するつもりで読むようにしたら、、、
その結果みるみるうちに成績が上がっていき、気がついたときには東大模試で全国4位になって、東大に合格していたそうです。
東大生はみんな「能動的読書」をしていた
著者は東大で45年続く書評誌『ひろば』の編集長として、多くの東大生の読書に関わっています。
そのなかで、驚くべきことを発見したそうです。
周りの東大生たちもみんな、著者が発見したのと同じような読み方をしていたということ。
東大生はみんな、さっと本質をとらえたり、論理展開がクリアだったり、物事を多面的にとらえたり、知識を使いこなせたり、複雑なことを一言で説明したりすることができる。
それは東大生たちはみんなしている本の読み方の成果だと考えられるわけです。
「能動的読書」とは本と議論すること
東大生は具体的にどのようにして「本を読み込む力」と「地頭力」を鍛えているのか?
東大生の読書は、「へぇ、なるほど、そうなのか」では終わらせません。
「えっそれはなんでだろう?」「それって本当かな?」「こういう意見に対してはどういう反論をするのだろう?」と能動的に読書をするそうです。
そして読み終わった後も、感想を友だちと語り合ったり、自分の意見をぶつけたりすることが大好きで、そこから議論や考察を深めたりと、とことん本と議論する読み方をしているようです。
本の目次や構成をダイジェストで紹介
PART1とPART2に大きく別れていて、PART1が全体の8割をしめています。
目次
はじめに 偏差値35だった僕を変えてくれた「東大読書」
PART1 地頭が良くなる「東大読書」の5ステップ
STEP1 仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる
説明できる
STEP4 検証読みで「多面的なモノの見方」を身につける
STEP5 議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける
METHOD 0 「得るものが多い本」をどう探すのか
METHOD 1 売れている本・ベストセラーを選ぼう!
METHOD 2 信頼できる人のレコメンデーション
METHOD 3 時代を超えて読み継がれている古典
METHOD 4 今年のマイテーマを決める
METHOD 5 「読まず嫌い」を避ける
目次より
書籍内の後半部分にあるPART2 東大流「読むべき本」の探し方では、本の選び方を5つ紹介しています。
PART1 地頭が良くなる「東大読書」の5ステップにおいてどうすれば本を能動的に読むことができるのか?を5つのステップで紹介しています。
それと同時にこの本では具体的な5つの力をステップごとに身に付けられるようになっています。
この本で鍛えられる5つの力
- 1.「読解力」
素早く、かつ正しく文章の内容を理解し、文章を読み込んで理解する力 - 2.「論理的思考力」
より深くその文章を理解し、論理の流れがクリアに追えるようになる力 - 3.「要約力」
他人に説明しやすい形に噛み砕く力 - 4.「客観的思考力」
さまざまな視点からの意見、多角的なモノの見方を持つための力 - 5.「応用力」
得た知識を他のところにも活かせるように、自分のものにする力
『東大読書』著者紹介
西岡壱誠
東京大学3年生。歴代東大合格者ゼロの無名校のビリ(元偏差値35)たったが、東大受験を決意。あえなく2浪が決まった崖っぷちの状況で「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」を実践した結果、みるみる成績が向上し、東大模試全国第4位を獲得。東大にも無事に合格した。現在は家庭教師として教え子に「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」をレクチャーする傍ら、1973年創刊の学内書評誌『ひろば』の編集長も務める。また、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行う「ドラゴン桜2 東大生プロジェクトチーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、受験や学習全般に関してさまざまな調査・情報提供を行っている。著書に『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』『読むだけで点数が上がる!東大生が教えるずるいテスト術』(ともにダイヤモンド社)、『現役東大生が教える 東大のへんな問題 解き方のコツ』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。
カバー袖の著者紹介より
『東大読書』を読んでみよう
本書はオーディオブックやアマゾンオーディブルでも聞くことができます。
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