こんな疑問が解決できる記事です!
この記事で紹介する「Googleサーチコンソールの設定方法」を実践すれば、初めての方でもGoogleサーチコンソールにウェブサイトを簡単に登録できますよ!
画像付きで一つひとつの手順をわかりやすく解説しているので、作業時間5分程度で完了します。
また、専門用語をわかりやすく説明しながら、アナリティクスの連携方法や、サーチコンソールの基本的な使い方についても解説しています。
なので最後まで記事を読んでいただくと、分析レポートを受け取れるようになりサイト改善を進めることができます!
「設定手順をすぐ知りたい!」という方はこちらをクリックしてみてください。設定手順へ移動できます。
Googleサーチコンソールとは
Googleサーチコンソールとは、「検索順位などの情報」がチェックできるツールです。略して「さちこ」なんて言われることもあります。
他にもGoogleアナリティクスという解析ツールがあります。どちらもGoogleが無料で提供している解析ツールです。
何がどう違うのか?と混同してしまいがちですが、違いについては後ほど解説していきます。
GoogleサーチコンソールはGoogle検索だけに特化しているので、YahooやBingの検索は分析できない点に注意してください。
サーチコンソールでできること
サーチコンソールでできること
- 検索結果に関するデータの確認
- リンク状況に関するデータの確認
- 検索エンジンへウェブサイト情報を提供する
- ウェブサイトの問題点を把握する
上記の4つについて解説していきます。
①検索結果に関するデータの確認
- 記事がインデックス(検索に登録)されているか
- 検索で何位なのか、表示された回数
- クリックされた回数、及びCTR(クリック率)
- どんなクエリ(キーワード)で検索されたか
②リンク状況に関するデータの確認
- 被リンク(外部からリンクされている)総数
- リンクされているページ
- リンクしてくれているサイト、そのリンク元テキスト
- 内部リンクの総数、そのページ
③検索エンジンへウェブサイト情報を提供する
Googleの検索エンジンへ向けてウェブサイトの記事の登録をリクエストしたり、インデックス削除の申請ができます。
また、ウェブサイトの「サイトマップ」という情報をGoogleへ送信することで、クローラー(検索エンジンのロボット)が、ウェブサイトをクロール(巡回)することを促します。
- インデックスとは
- 検索エンジンのデータベースに登録されること
- クローラーとは
- サイト内のURLを辿って巡回するようにプログラムされたロボットのこと
④WEBサイトの問題点を把握する
ウェブサイトの記事で、表示速度の遅いページがあった場合に教えてくれます。
また、記事を構成するコードにエラー部分があった場合や、モバイル端末における使いやすさに問題があるページも把握できます。
Googleアナリティクスとの違い
Googleサーチコンソールの他に「Googleアナリティクス」という分析ツールがあります。どちらもGoogleが提供するものです。
それぞれの違いは下記のとおり。
- サーチコンソールとは
- 「検索した結果がどうなっているか」を分析するツール
- アナリティクスとは
- 「ウェブサイトに来た人の行動」を分析するツール
ブログ収益化を目指したいなら、アナリティクスとサーチコンソールの両方を使った解析がおすすめ!より効果的なウェブサイトの改善策が見えてきます。
サーチコンソールを設定するメリット2つと注意点
サーチコンソールを設定するメリット2つと注意点
- ウェブサイトのページをクローラーに伝える
- ブログの状態を確認できる
【注意】当ブログではAll in One SEOを使いません。
ウェブサイトのページをクローラーに伝える
先ほどの「サーチコンソールでできること」と重複しますが、Googleでは「クローラー」と呼ばれるGoogleのロボットがウェブサイトのページを巡回したあと、見つけたページを精査して検索結果に表示します。
記事を作ってウェブに公開しても、クローラーにページを見つけてもらえないと検索結果には表示されません。そんなときには、このサーチコンソールを使いましょう!
サーチコンソールを使って自分のサイトのページを登録することで、インデックスしてもらえるよう促すことができます。
ブログの状態を確認できる
サーチコンソールは、ウェブサイトが「適切な状態になっているか」を簡単にチェックできます。
- 記事データの記述(プログラム)が誤っていないか
- モバイルフレンドリーに対応しているか(スマホでも読みやすいウェブサイトか)
- ページの表示スピードは適切か
上記のような項目でウェブページをチェックしたうえで、どんな状態なのかを表示してくれます。
そのため、表面上は気が付かないような異常にも容易に対応できます。
【注意】当ブログではAll in One SEOを使いません
他のウェブサイトでは、サーチコンソールを登録するときに「All in One SEO」というプラグインを使用した方法を紹介している記事が多数あります。ですが、当ブログではおすすめしません。
All in One SEOを使わない理由は以下のとおりです。
- プラグイン導入により、ページの表示速度が遅くなる
- テーマによっては機能が重複してさまざまな不具合が生じる
- 初心者向けプラグインとして紹介されることが多いが、将来的に使わなくなる可能性が高いので、結果的に二度手間になりやすい
サーチコンソールの設定方法
サーチコンソール設定手順
- グーグルアカウントを作成
- サーチコンソールに登録
- プロパティタイプの選択
- 所有権の確認
上記の手順で解説します。(トータル作業時間5分)
まずはGoogleサーチコンソールをGoogle検索して、クリックしていただくと下記の画面が表示されます。
【今すぐ開始】をクリックしてください。
グーグルアカウントを作成
Googleアカウントを持っていない場合は下記の画面が表示されます。
ステップ1
まずはGoogleアカウントを作成していきましょう!
①【アカウント作成】をクリックしたら、②【個人で使用】を選択。
ステップ2
上から順に入力していきます。
①「名前」
②「ユーザー名」もしくは「メールアドレス」
③「パスワード」
④【次へ】をクリック。
ステップ3
上から順に①「電話番号」②「生年月日」③「性別」を入力したら、④【次へ】をクリック。
ステップ4
上記の画面を下へスクロール。
【同意する】をクリックすれば、Googleアカウントが作成されます。
サーチコンソールに登録
- Googleアカウントが作成してある
- Googleアナリティクスのアカウントも作成してある
上記の前提で進めていきます。
まだGoogleアナリティクスのアカウントを持っていない方は先にGoogleアナリティクスのアカウントを作成しておきましょう。その方が簡単に素早く設定を進められます。
Googleアナリティクスのアカウント作成はこちらの記事からどうぞ
ステップ1
【今すぐ開始】をクリック。
ステップ2
①【プロパティを追加】をクリックして②の【+プロパティを追加】をクリック。
プロパティタイプの選択
「プロパティの選択」の画面になります。ここでは個人ブログの場合なら「URLプレフィックス」を選べばOKです。
①にブログサイトのURLを入力したあと、②【続行】をクリックしてください。
所有権の確認
ステップ1
Googleアナリティクスを先に登録しておくと、上記のように一瞬で所有権が確認されますので【完了】をクリック。
ステップ2
①「プロパティを検索」から②のURLをクリック。
ステップ3
すると上記の画面が表示されるので【開始】をクリック。
ステップ4
上記のとおり、無事にGoogleサーチコンソールを使える状態になりました。
サーチコンソールのやっておきたい初期設定
Googleサーチコンソールを使える状態になったところで、最初にやっておきたい設定が2つあります。
サーチコンソールのやっておきたい初期設定
- XMLサイトマップの送信
- サーチコンソールとアナリティクスの連携
ここからは上記の2つについて「早い段階で設定しておくべき理由」も含めて解説していきます。
XMLサイトマップの送信
WordPressをはじめたばかりのときは、そもそもサイトマップがわからないと思います。
下記の項目を順に読んでいただけると、サイトマップについて理解しつつ、XMLサイトマップを送信できます。
- サイトマップは2種類ある
- HTMLサイトマップとは
- XMLサイトマップとは
- XMLサイトマップはプラグインで作成しよう
- プラグイン「Sitemap Generator」をインストール
- 「Sitemap Generator」の設定
- サイトマップの送信方法
サイトマップは2種類ある
そもそも「サイトマップ」とは何かと言うとサイトの地図のことで、サイト内ページの階層構造を示します。
つまり、サイトにどんな記事があるのか?という情報をまとめたものです。
この「サイトマップ」には2種類あります。
サイトマップの種類 | 特徴 | 目的 |
---|---|---|
HTMLサイトマップ | 人間が理解しやすい | ユーザビリティの向上 |
XMLサイトマップ | 検索エンジンが理解しやすい | インデックスの促進 |
HTMLサイトマップとは
下の画像はこのブログの「サイトマップページ」です。
簡単に言ってしまえばHTMLサイトマップとは、このような「サイトマップページ」のことです。
厳密に言えば、HTMLサイトマップは、ウェブサイトのユーザー向けに記載したHTMLという形式のファイルです。ユーザビリティの向上が目的であり、ユーザーがサイト内のページを見て回るための地図の役割をします。
XMLサイトマップとは
下の画像が「XMLサイトマップ」の具体的な例です。
XMLサイトマップとは、検索エンジン向けに記載したXMLという形式のファイルです。
これをGoogleサーチコンソールで送信すると、クローラーがサイト内のウェブページを効率よく巡回しやすくなり、インデックスされやすくなります。
ちなみにGoogleサーチコンソールでのサイトマップとは「XMLサイトマップ」のことです。
クローラーがインデックスを行い検索結果に反映され上位に表示されるまでは、数ヶ月かかることも珍しくありません。
ですから、できるだけ早い段階でサイトマップの送信設定をしておくのがいいでしょう。
XMLサイトマップはプラグインで作成しよう
WordPressサイトのXMLサイトマップ作成には、通常はプラグインを使います。
なぜなら、XMLサイトマップは手動で作成することも可能ですが、知識が必要で手間がかかるからです。
また、WordPressには標準的にサイトマップ機能が搭載されていますが、更新日時の出力や出力調整ができないなど機能的に不十分です。
しかし、プラグインを使うとサイトマップが自動で作成されるだけでなく、自動で検索エンジンに送信される便利さがあります。
その中でも、「Sitemap Generator」というWordPressプラグインを使うことが推奨されています。理由は以下の4つです。
- いくつかの「XMLサイトマップ作成プラグイン」のなかで世界的に最も使用されていて、有効インストール数は100万以上。
- 非常に軽量でありながら、更新日時の出力や出力調整が自由にできるなど高度な機能を備えている。
- 専門的な知識が必要なくても、GoogleやBing、Yahooなどの検索エンジンがサイトを正しくクロールするためのXML形式のサイトマップを簡単に作成できる。
- サイトの更新を検索エンジンに自動で通知してくれて、そのXMLサイトマップも自動通知する設定ができるので、サーチコンソールからサイトマップを都度送信する手間が省ける。
ただし、他のプラグインとの競合に注意が必要です。例えば、「All in One SEO Pack」との競合によって、サイトマップが正常に生成されないことがあります。
プラグイン「Sitemap Generator」をインストール
ステップ1
WordPressダッシュボードの①【プラグイン】から、②【新規追加】をクリック。
ステップ2
検索窓に「Sitemap Generator」と入力してください。すると、上の画面のようにプラグインが表示されます。(右側のプラグインです)
そして、インストール後に「有効化」を忘れずに行ってください。
「Sitemap Generator」の設定
「Sitemap Generator」をインストールできたら、変更しておきたい設定があります。
一度この設定をしておけば、クローラーにサイトを効率よく巡回してもらいやすくなります。
手順どおり進めれば3分程度の作業時間で完了です。それでは解説していきます。
ステップ1
WordPressダッシュボードの①【設定】から②【XML-Sitemap】をクリックして、「Sitemap Generator」の設定画面に行きます。
ステップ2
「基本的な設定」では、2つともチェックが入っていることを確認をしてください。
ステップ3
「高度な設定」では、デフォルトだと下から2番目の「HTML形式でのサイトマップを含める」にチェックが入っています。
このままだとGoogleサーチコンソールにエラーが発生することがあるので、このチェックを外しておきましょう。
ステップ4
1番目の選択肢は「自動優先度計算を使用しない」という意味です。
この3つの選択によってクローラーが訪れる頻度が決定されます。
新しい投稿を優先的に認識してもらうためには、記事ごとに優先順位をつけないほうがいいので、1番目を選択しておくことをおすすめします。
ステップ5
次に変更したい設定は、ここから下にずーっとスクロールしていきます。
ここでは種類別に更新頻度を設定します。
デフォルトだと投稿(個別記事)が「毎月」になっています。更新頻度は高いほうがいいので、「毎日」に変更しておきましょう。
ステップ6
「優先順位の設定」においては、どの部分を優先的にクロールするかを設定できます。
①デフォルトだと投稿(個別記事)が「0.6」になっています。優先順位を最高にしたいので「1.0」に変更しておきましょう。
②【設定を更新】をクリックして完了です。
Googleサーチコンソールにサイトマップを送信する
サイトマップの送信は作業時間1〜2分程度で完了します。
ステップ1
先ほどの「XML Sitemaps」の設定画面の上部を見てください。
上の画像のように「sitemap.xml.」の部分をコピーしておきます。
ステップ2
次にGoogleサーチコンソールの画面を開きます。
左側メニューの【サイトマップ】をクリック。
ステップ3
サイトマップの画面が表示されたら、①の部分に先ほどコピーした「sitemap.xml.」を貼り付けてください。
②【送信】をクリック。
ステップ4
そうすると、上の画面が表示されるので【OK】をクリック。
ステップ5
これで XMLサイトマップの送信が完了しました。
サーチコンソールとアナリティクスの連携
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスを連携することで、サイトの集客からコンバージョン(商品・サービスの購入などの成果)までを一貫して管理・分析できます。
具体的には、Googleアナリティクスの画面だけでサーチコンソール情報が確認できるようになり、アクセス分析画面を1つにできるので、効率よく作業できます。
早い段階から連携の設定を行い、効率的に分析できるようにしましょう。
連携方法は⇩こちらの記事で解説しています。
サーチコンソールの基本的な使い方
ここからはGoogleサーチコンソールの基本的な使い方を解説します。
サーチコンソールを初めて使う人でもわかるように、画面の見方だけでなく用語についても解説していきます。
サイドメニューについて解説
サマリー
「サマリー」についてはホーム画面という認識で大丈夫です。
このページでは過去3か月間のデータを元にしたサイト全体の概要が表示されます。
検索パフォーマンス
下記の4つのデータが時系列で表示されます。
- 合計クリック数
- 合計表示回数
- 平均CTR
- 平均掲載順位
参考:検索パフォーマンス レポート Search Consoleヘルプ
合計クリック数
「合計クリック数」とは、Googleの検索結果で、ウェブサイト、及びそのページがクリックされた回数の合計です。
合計表示回数
「合計表示回数」とは、ウェブサイト、及びそのページがGoogleの検索結果に表示された回数の合計です。
この「合計表示回数」でSEOが成功しているかどうかを判断できます。
- SEOとは
- 「検索エンジンの最適化」であり、簡単にいえば「ウェブサイトのページを検索で上位表示させるための工夫」です。
平均CTR
「平均CTR」とは、クリック率のこと。つまり合計クリック÷合計表示回数です。
CTRが低い場合は、検索結果に表示されてるのにクリックされていないということなので、「タイトル変更」などの対策が必要でしょう。
平均掲載順位
「平均掲載順位」とは、ユーザーが検索したキーワードでの平均順位です。
平均ではなく、記事ごとの掲載順位を調べる場合は、上の画像の矢印のところ「平均掲載順位」をクリックしてから、少し下へスクロールしてみてください。
このようにクエリごとの掲載順位を表示できます。
「クエリ」とは、ウェブサイトを訪れたユーザーが、Google検索で入力したキーワードのことです。
ページごとの掲載順位を表示したい場合は、上の画像の「ページ」の文字をクリックすればOKです。
期間の変更や比較
画像の矢印のところをクリックすると、下記のような選択肢が表示されます。
選択肢から期間を選んでからクリック。「カスタム」では期間を自由に決めることができます。
また、上の画像のように「比較」をクリックすると、期間ごとに2種類のグラフを表示させて比較できます。
しかし、上の画像のように片方しか表示されず、比較になっていません。
なので次の手順を使うと表示が変わります。
ステップ1
①まず選択肢から期間を選びます。
②「適用」をクリックして、一度グラフを表示してから、また「期間の変更」でこの画面に戻ってください。すると上の画像のように黄色で囲った部分が、選択した期間に変わった状態になっています。
③そのまま「カスタム」を選択。
④「適用」をクリックすると、下の画像のようにグラフが変わります。
ステップ2
画面下の表示も変わります。
「過去3か月間」がたくさん並んでいてわけがわからない状態が⇩
期間が明確に表示され、わかりやすくなります。
Google Discover(グーグルディスカバー)
ちなみに、Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスでは、Google Discoverに関するパフォーマンスも確認できます。
- Google Discoverとは
- Googleが提供するニュースやユーザーが興味のある情報をGoogleがカスタマイズして提供するサービスです。Googleが自動的にユーザーの興味を分析したうえで、そのユーザーにとって興味深い情報を表示します。
下の画像のように、モバイルのChromeホーム画面やGoogleアプリのホーム画面に自動表示されます。
Discoverに「おすすめ記事」として表示され、ある一定数以上アクセスされた場合、検索パフォーマンスから更にメニューが追加され「Discover」が表示されるようになります。(Discoverからのアクセスがないウェブサイトにはメニューに表示されません。)
参考:Search Consoleヘルプ「パフォーマンス レポート(Discover)」
URL検査
URL検査をすると、次のような2つのメリットがあります。
- 検査したURLのページがGoogleにインデックスされているかどうかがわかる
- インデックス登録に失敗している場合は、その原因がサーチコンソール内で案内される
①の「URL検査」をクリックするか、②の検索窓をクリックしてから、記事のURLを入力しましょう。
記事がインデックスされていれば、次のような画面が表示されます。
記事がインデックスされていないときは、次の画面が表示されます。
【インデックス登録をリクエスト】をクリック。
表示のとおりなので少々お待ちください。
上の画像のように表示が出ればリクエスト完了です!【OK】をクリックして終了してください。
新しく書いた記事や、リライトした記事をインデックスさせたいときは、この機能を使ってインデックス登録をリクエストしましょう!
ページ(カバレッジ)
以前は「カバレッジ」でしたが、現在は「ページ」と表示されています。
ここでは、サイト内のページのインデックス状況に応じて全体的なステータスが確認できます。
上の画像では問題がない状態ですが、エラーがあった場合はこのレポートに表示されます。
少し画面を下へスクロールすると上の画面のように、エラーの理由が表示されます。
もしエラーが出た場合は下記のページが参考になります。
参考:Search Consoleヘルプ「ページ インデックス登録レポート」
サイトマップ
「サイトマップ」ではGoogleへXMLサイトマップを送信することができます。手順は上の画像の①~③です。
詳細については、前項の「サーチコンソールのやっておきたい初期設定」において「XMLサイトマップの送信」のなかで解説しています。
もし「エラーがあります」や「取得に失敗しました」が表示された場合は、下記のページが参考になります。
参考:Search Consoleヘルプ サイトマップ レポートを使用してサイトマップを管理する
削除
「削除」では、自分のウェブサイトの特定のページをGoogle検索の結果から除外できます。
①【削除】をクリックして、②【新しいリクエスト】をクリックすると、次の画像の表示が出ます。
①どちらかを選択。
②削除をリクエストするURLを入力。
③どちらかを選択。
④【次へ】をクリック。
上記の手順で削除をリクエストできます。削除をリクエストすると、Googleはそのページを一時的に除外します。
ただし、削除は一時的なものでページが再びインデックスされる可能性があります。永久的な削除を希望する場合はウェブサイトからページを削除しましょう。
参考:Search Consoleヘルプ「削除ツールとセーフサーチ レポートツール」
ページエクスペリエンス
「ページエクスペリエンス」は、Webページの使いやすさを評価する機能です。サイトを改善するための情報を提供してくれます。
- ウェブに関する主な指標
- モバイルユーザビリティ
- HTTPS
評価は上記の3つを指標としています。ここでは上の画像のとおり、3つの評価を俯瞰的に見れます。
詳細は以下で解説します。
ウェブに関する主な指標
「ウェブに関する主な指標」というと、すごくわかりづらいのですが、このレポートでは「ページの表示速度の評価」を示しています。
ページがなかなか表示されないと、読者がページを離脱するのは当然ですよね!
しかも、ページの表示速度は検索上位表示の評価に繋がるので、改善が必要な場合は速やかに対応しましょう。
モバイルユーザビリティ
「モバイルユーザビリティ」とは、スマホで見やすいかどうかです。
モバイルユーザビリティは検索上位表示において重要であり、Googleが公式に発表しています。
上の画像は問題のない状態が表示されていますが、エラーがあった場合はこのレポートに表示されます。
エラーが出た場合に表示される内容は次のとおり。
- 互換性のないプラグインを使用しています
- ビューポートが設定されていません
- ビューポートが「デバイスの幅」に収まるよう設定されていません
- コンテンツの幅が画面の幅を超えています
- テキストが小さすぎて読めません
- クリックできる要素同士が近すぎます
解決策については下記のページが参考になります。
参考:Search Consoleヘルプ「モバイルユーザビリティレポート」
HTTPS
「HTTPS」とはSSL化(暗号化)した通信のことを指しています。
ウェブサイトが正常にSSL化できているなら問題ないでしょう。
WordPressサイトのSSL化を確認したい場合はこちらの記事が参考になります。
「HTTPS」のレポートでは、ウェブサイトのセキュリティに関する情報を確認できます。主に下記の2つです。
- ウェブサイトにおけるHTTPSの利用状況
- HTTPSページでのセキュリティ問題の有無
問題があった場合に、コンテンツの読み込みの問題や不正なコンテンツの検出といった問題を特定できるので、それをもとにして解決に向かうことができます。
参考:Search Consoleヘルプ「HTTPS レポート」
AMP
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、モバイル端末でウェブページを高速に読み込むための技術です。
AMPにエラーがある場合はこのレポートから確認できます。
少し画面を下へスクロールすると上の画面のように、エラーの理由が表示されます。
もしエラーが出た場合は下記のページが参考になります。
参考:Search Consoleヘルプ「AMP ステータス レポート」
パンくずリスト
「パンくずリスト」とは、表示されているページが「サイトのどこなのか」を示すものです。
スマホやPCでも、ページ最上部の左側に表示されています。
通常はWordPressテーマによって自動的に表示されます。よってパンくずリストはWordPressの場合あまり気にしなくて大丈夫です。
サイトリンク検索ボックス
上の画像の赤枠が示す部分が「サイトリンク検索ボックス」です。Googleの検索結果において「サイト内の検索ができる検索窓」が表示されています。
現在は「ANA」「日産自動車」などの大手企業の公式サイトで表示されていますが、サイトリンク検索ボックスが表示される基準は今のところ公開されていません。
パンくずリストと同様で、WordPressの場合あまり気にしなくて大丈夫です。
手動による対策
「手動による対策」とは、Googleのウェブマスターガイドラインに違反したサイトに対して、Googleのスタッフが手動でペナルティを与えることを指します。
このレポートでは、手動による対策が行われたかどうかを確認できます。また、サイトの問題点があった場合に把握することができます。
「手動による対策」によって受けるペナルティには次のようなものがあります。
- 検索順位が全く上がらなくなる
- 検索順位が極端に下がる
- 突然検索インデックスに表示されなくなる
ペナルティを受けてしまった場合でも、原因を特定できれば、問題のある箇所を修正してペナルティを解除できます。その際は下記のページが参考になります。
参考:Search Consoleヘルプ「手動による対策レポート」
セキュリティの問題
「セキュリティの問題」のレポートでは、ウェブサイトにおけるセキュリティ問題について次のような問題を検出できます。
- 不正なページへのリダイレクト
- 不正なコンテンツの表示
- サイトへのマルウェア感染
- 不正なスクリプトの検出
- 不正な広告の表示
これらの問題はサイトのランキングに悪影響を及ぼす可能性があるので、速やかに解決する必要があります。その際は下記のページが参考になります。
参考:Search Consoleヘルプ「[セキュリティの問題] レポート」
リンク
「リンク」のレポートではウェブサイトのリンクについて確認できます。主に被リンク(バックリンク)の確認に使用します。
- 被リンク(バックリンク)とは
- 外部のサイトからリンクを貼られることです。
被リンクは自分のサイトの信頼性や検索上位表示に影響を与えます。しかし、スパムサイトから被リンクをもらうとマイナスの効果があります。
- スパムサイトとは
- いわゆる不正な手段を行って検索上位表示を狙うためのウェブサイトのことです。
リンクを否認する場合は、下記のページが参考になります。
参考:Google 検索セントラル ブログ「サイトへの不自然なリンクを否認する新しいツールの提供を開始しました」
まとめ
今回は、「Googleサーチコンソールとは」で始まり、Googleアナリティクスとの違いや、メリット、注意点など触れつつ、Googleサーチコンソールの設定方法を解説しました。
さらに、設定できた方のために「やっておきたい初期設定」「サーチコンソールの使い方(サイドメニュー解説)」なども盛り込んだ記事に仕上げました。
サーチコンソールでできること
- 検索結果に関するデータの確認
- リンク状況に関するデータの確認
- 検索エンジンへウェブサイト情報を提供する
- ウェブサイトの問題点を把握する
サーチコンソール設定手順
- グーグルアカウントを作成
- サーチコンソールに登録
- プロパティタイプの選択
- 所有権の確認
サーチコンソールのやっておきたい初期設定
- XMLサイトマップを送信する
- サーチコンソールとアナリティクスの連携方法
サイドメニューについて解説
これからのブログ運営において記事を増やすだけでなく、ウェブサイトの改善も必要です。そのために、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは導入すべき必須のツールです。
2つのツールを有効活用して、大勢の人が訪れるブログを目指したいですね!そのために、この記事が少しでも参考になれば幸いです!