こんな疑問が解決できる記事です!
この記事を読めば、SEOの基礎知識が身につき、ブログ記事を上位表示させる方法がわかります!
記事の内容
- SEOの仕組みと基礎知識の解説
- ブログ初心者でもできるSEO対策とツールの紹介
- SEO対策のポイントと注意点
WordPressブログでSEO対策を4年以上実践してきた経験をもとに、上位表示させるためにどんなSEO対策をしたらいいのかを解説します。
記事の序盤では、SEOの仕組みと基礎知識についても触れていくので、ブログ初心者さんでも理解しやすい構成になっています。
最後まで読んでいただくと、SEO対策だけでなく具体的な使用ツールもわかるので、すぐにSEO対策が実践でき、ブログのアクセスUPが現実的なものになりますよ!
基礎知識よりもSEO対策の方法を今すぐ知りたい方はこちらからどうぞ!
そもそもSEOとは何か?
「SEO」とは、Search Engine Optimizationの略であり、「検索エンジン最適化」と訳されます。
これは、検索エンジンで特定のキーワードを検索したときに、自分のサイトやブログが上位に表示されるための工夫のことを指します。
そして、上位表示されるための工夫を、サイトや記事に施すことが「SEO対策」です。
SEO対策がうまくいけば、検索結果の上位に表示され、記事が多くの人に読んでもらいやすくなります。
その結果、検索エンジンからの流入が増え、ブログのアクセスアップにつながります。
SEOの仕組みを3ステップで解説
それではSEOの仕組みについて理解していきましょう。
検索結果はSEOの仕組みにより決定され、表示されます。 仕組みは以下の3ステップです。
- クロール:情報収集
- インデックス:情報管理
- ランキング:順位決定
それぞれを解説します。
①クロール
クロールとは、検索エンジンがWebページを収集することです。
「クローラー」と呼ばれるロボットがWebページを巡回し、情報を収集します。
この収集作業では、読者が求める内容のページかどうかを判断するために必要な情報も収集しています。
例えるなら、図書館の司書さんが本を1冊ずつ手に取って、本の内容を確認しているようなものです!
②インデックス
インデックスとは、収集した情報を整理し、データベースに保管することです。
「インデクサ」と呼ばれるシステムがWebページの内容を解析し、読者が求める内容のページかどうかを判断したうえで、データベースに保管します。
イメージとしては、巨大な図書館の蔵書として整理・保管される感じです!
③ランキング
ここでいうランキングとは、検索エンジンによるWebページの評価と順位付けのことを指します。
検索エンジンは、検索したワードに関連するすべてのWebページを参照します。
そして「検索アルゴリズム」と呼ばれるプログラムの評価基準に従って順位を決定する仕組みになっています。
したがって「東京 観光スポット」と検索したとき、東京の有名な観光スポットに関するコンテンツが上位に表示されるのは、この検索アルゴリズムによるものです。
検索アルゴリズムは、読者が求める内容のページが上位に表示されるよう改善され、現在でも変化し続けています!
SEOで軸となるたった1つの考え方
上記の画像は「Googleが掲げる10の事実」というページの一部分で、Googleの根本となる考え方が書かれた文章です。
SEO対策には、上位表示するための様々な工夫がありますが、これらはすべて「ユーザーファースト」の考え方に基づいています。
ユーザーファーストとは、ユーザーのことを第一に考えたコンテンツの制作を指します。
つまり、SEOの目的は「読者の役に立つ記事を提供すること」です。
そのため、検索アルゴリズムはユーザーファーストを追求するべく進化を続けています。
したがって、ユーザーファーストを意識していない記事は、検索エンジンからの評価も低くなり、上位表示は難しくなるでしょう。
SEO対策の基礎知識
ここでは、SEO対策を理解するために必要な基礎知識を解説していきます。
SEO対策は大きく2種類に分類されます。
- SEO内部対策
ウェブサイト内部の構造や記事の改善 - SEO外部対策
ウェブサイト外部からの被リンク獲得
それぞれどのようなものか、以下で解説します。
SEO内部対策とは
SEO内部対策とは、自社のウェブサイト内部の構造やコンテンツを改善することで、検索エンジンからの評価を高める施策です。
例えば、ウェブサイトの構造、コンテンツの質、キーワードの使用、メタタグの最適化、そしてモバイルフレンドリーなデザインなどがあります。
要するに、ウェブサイト内で直接コントロールできる要素を最適化することです。
具体的な対策方法については後の見出し「ブログで実践可能な9つのSEO対策」で解説していきます!
SEO外部対策とは
SEO外部対策とは、自社のウェブサイト外部からの被リンクを獲得することで、検索エンジンからの評価を高める施策です。
外部サイトからリンクをたくさん貼ってもらうと、Googleなどから評価されます。
そして、被リンク元が権威性のあるサイトほど評価が高くなります。
しかしながら、ブログ初心者にとっては、自分で直接コントロールできる要素ではありません。
結局は、読者の役に立つコンテンツを作れば、おのずと被リンク獲得につながっていくので、ユーザーファーストを実践した延長上に被リンク獲得がある、と考えておきましょう。
ブログで実践可能な9つのSEO対策
ブログで検索エンジンからのアクセスを増やすために、SEO対策は欠かせません。
ここでは、ブログ初心者でもすぐに実践できるSEO内部対策を9つ紹介します。
- 独自ドメインでWordPressブログを運用する
- キーワードを決めて記事を書く
- キーワードをタイトルに含める
- 見出しを整える
- ページの表示スピードを基準以上に
- メタディスクリプションの最適化
- 画像のAltタグを設定する
- 記事を内部リンクで適切に繋ぐ
- 階層が浅いサイト構造にする
これらの対策を実践すると、検索エンジンから評価されやすくなり、上位表示される可能性が高まります。
初心者でも実践しやすい施策を厳選していますので、ぜひ取り入れてみてください。
①独自ドメインでWordPressブログを運用する
ブログに検索から読者を集めたいなら、独自ドメインでWordPressブログを運用するのが基本です。
独自ドメインを選択する理由は、共有ドメインよりもGoogleからの信頼を高めやすいからです。
そして、WordPressでは、SEOに最適化されたテーマの利用、豊富なプラグイン、コンテンツ管理のしやすさなど、SEOに関する多くのメリットがあります。
実際に、検索ニーズのあるキーワードで上位表示されているウェブサイトのほとんどがWordPressのサイトです。
したがって、ブログを始めるならWordPress一択です!
ドメイン登録とWordPressの設定は意外と簡単なので、気軽に始められます。
当ブログの記事「WordPressブログの始め方【10分で開設できた方法を解説】」を参考にしていただければ、少しの手間と月々千円未満の費用をかけるだけで、WordPressブログを始められます!
②キーワードを決めて記事を書く
ブログ記事を書くとき、最初に「キーワード」を決めることが大事です。
キーワードとは、読者が検索するであろう主要な言葉のことを指します。
例えば、「健康的な朝食レシピ」がテーマなら、キーワードは「健康」「朝食」「レシピ」です。
これらの言葉を記事の中に自然に盛り込むことで、検索エンジンがあなたの記事を「検索されたキーワードに関する情報がある」と認識しやすくなります。
ただし、無理に詰め込むと不自然になり、記事の評価も下がるので注意。
読者にとって有益で、読みやすい文章を心がけましょう!
③キーワードをタイトルに含める
記事のタイトルには必ずキーワードを含めましょう。
キーワードを含めることで、検索エンジンが記事を見つけられるようになるからです。
キーワードをタイトルに入れる際は、自然で読みやすい形にしましょう。
例えば、「健康」「朝食」「レシピ」のキーワードをタイトルに含めると、「朝から元気に!健康と朝食を兼ね備えた簡単レシピ5選」のようなタイトルになります。
読者にとって魅力的で、内容がすぐに理解できるタイトルを意識しましょう!
④見出しを整える
見出しにも、キーワードを含めましょう。
見出しにキーワードが含まれていると、Googleは記事の内容を理解しやすくなるだけでなく、読者にとって有益な記事であると判断されやすくなります。
そもそも見出しは、記事の内容を整理するだけでなく、記事を読みやすくする役割があります。
そのため、適切な階層構造にする必要があります。
見出しは通常、h1〜h6の6種類を使います。
使い方のルールは以下の通り。
- h1:記事のタイトル
- h2:記事の主要な内容
- h3:h2の内容をさらに詳しく分ける
- h4:h3の内容をさらに詳しく分ける
- h5:h4の内容をさらに詳しく分ける
- h6:h5の内容をさらに詳しく分ける
※h1はタイトルとして使うので、実際に見出しとして使うのはh2以降になります。
階層構造のイメージを図で表すと以下のような感じです。
⑤ページの表示スピードを基準以上に
ページの表示スピードは、読者の利便性だけでなく、SEO対策にも重要な要素です。
表示スピードが遅いと、読者は待ちきれずに離脱してしまいます。
2018年にGoogleが発表した調査結果では、表示スピードが1秒の時と比べて3秒かかった場合には直帰率が32%上昇する、とされており、時間が増えるにつれてさらに直帰率が上昇したそうです。
そのため、現在でも表示スピードの基準は「3秒以内」が目安とされています。
基準よりも遅いと、SEO評価の低下が考えられます。
表示スピードを確認するには、Google PageSpeed Insightsを使えばOKです。
表示スピードを向上させるには、WordPressプラグインを使うことで初心者でも簡単に実践できます。
もし表示スピードを確認してみて、あなたのWebページが3秒以上だったなら「キャッシュプラグイン」や「画像圧縮プラグイン」などの導入を検討してみましょう。
⑥メタディスクリプションの最適化
メタディスクリプションとは、検索結果画面で記事の概要として表示される部分です。
誰しもが検索結果を上から順に眺めて、目から入る情報のなかに自分の悩みを解決できそうなものがあるかどうかを、無意識に探していますよね。
そのときに見ているものが、タイトルやメタディスクリプションです。
そのため、SEOの観点でもメタディスクリプションの最適化は重要です。
メタディスクリプションを書く際には、以下の5つのポイントを意識しましょう。
- 誰に向けた記事かを明確にする
- 解決できる悩みを書く
- 記事の内容がわかる概要文を書く
- 適切なキーワードを含める
- 70文字程度に収める(スマホ表示に合わせる)
⑦画像のAltタグを設定する
Altタグとは、画像に対してテキストで説明文を付けるためのタグで、「代替テキスト」も同じ意味です。
Altタグを設定することで、以下のメリットがあります。
- SEO対策: 検索エンジンが画像の内容を理解しやすくなり、SEOの評価につながる。
- 読者の利便性向上: なんらかの原因で画像が表示されない場合でも、Altタグの文章が表示されるので、どんな画像なのかを把握できる。
- アクセシビリティの向上: 視覚障碍者が利用するスクリーンリーダーの読み上げ機能で、画像の内容を理解してもらえる。
Altタグを設定する際は画像の内容を簡潔に分かりやすく記述しましょう。
また、Altタグにキーワードを適切に含めるとSEOの評価向上につながります。
⑧記事を内部リンクで適切に繋ぐ
内部リンクとは、自分のブログ記事内に存在する他の記事へのリンクのこと。
内部リンクを適切に設定することで、以下のメリットがあります。
- SEO対策: Googleが記事の関連性を理解しやすくなるので、SEOの評価につながる。
- 読者滞在時間の増加: 興味のある記事へスムーズに移動できるため、読者がサイト内で長く滞在してくれる。
- ページビューの増加: 読者が多くの記事を読めば読むほど、ページビューが増加する。
内部リンクを設定する際は、関連性の高い記事どうしをリンクでつなぎましょう。
また、アンカーテキストにキーワードを含めることでも、SEOの効果が期待できます。
⑨階層が浅いサイト構造にする
サイト構造は階層を浅く設計するほうがいいです。
階層が深いサイトでは、読者が目的の情報を見つけづらいだけでなく、クローラーがサイト構造を把握しづらくなってしまいます。
階層が浅いサイト構造にするメリットは以下の3つです。
- SEO対策: Googleが記事の関連性を理解しやすくなり、SEO評価が上がる。
- 読者の回遊率向上: 必要な情報を見つけやすく、ストレスなく閲覧できる。
- ページビュー増加: 読者が迷わず記事を移動できるため、多くの記事を読んでもらえる。
理想は、どのページもホームページから3クリック以内でアクセスできることです。
したがって、サイト構造は第三階層までにしておくのがおすすめです。
カテゴリーやタグを適切に使用して、読者が目的のページにたどり着くまでのクリック数を減らしましょう。
SEOに強いブログを作る3つのポイント
ブログでSEOでの高い評価を得るには以下の3つのポイントが重要です。
- ドメインパワーを上げる
- EEATを意識する
- YMYLを避ける
これらの概念を理解できていないと、SEO対策の効果を十分に発揮できません。
それでは、1つずつ解説していきます。
ドメインパワーを上げる
ドメインパワーとは、簡単に言えばブログ全体の信頼度のことであり、ドメインパワーが高いほど検索結果で上位表示されやすくなります。
ドメインパワーをチェックするには、MOZというアメリカの企業が提供しているWebサイトチェックツールが有名で、会員登録により無料で使えます。
ドメインパワーを上げる効果的な方法として、以下の3つがあります。
①他のサイトから被リンクを獲得する
他のサイトから信頼を得ることで、被リンクが獲得でき、ドメインパワーが上がります。
特に公的機関や企業ドメインなどの信頼性の高いところからの被リンクほど効果が高いことを覚えておきましょう。
逆に、信頼性の低いドメインはドメインパワーも低く、被リンクの効果も少なくなります。
②質の高い記事を書き続ける
読者にとって読みやすい有益な記事は、多くの人に読まれ共有されるので、結果的に多くのアクセスを集め、ドメインパワー向上につながります。
信頼性の高いドメインからの被リンクにつながるような、質の高い記事を書き続けるのがポイントです。
③SNSでブログ記事を拡散する
SNSでブログ記事を拡散することで、多くの人に記事を知ってもらえます。
多くの人が記事を読むことで、ドメインパワー向上に繋がります。
一般的にはX(旧ツイッター)が有効だとされていますが、インスタグラムでも成功事例があります。
YMYLを避ける
YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略で、健康、医療、金融など、人の生活に重大な影響を与えるテーマのことを指します。
Googleは、これらのテーマについて、特に情報の信頼性を厳しく審査しています。
そのため、基本的に個人ブロガーがYMYLのジャンルで検索上位を取るのは、ほぼ不可能だと思ってください。
実際にYMYLジャンルのキーワードで検索してみると、企業や専門性の高いサイトが検索結果の上位を独占しているはずです。
もしも、検索結果で個人ブログやYahoo知恵袋などが上位にあったなら、その領域はYMYLのジャンルから、ズレている可能性があります。
YMYLジャンルかどうか判断するときは、Google検索して検索結果を確認してみましょう!
EEATを意識する
EEATとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取った言葉です。
かつてはEATという概念がでしたが、Experience(経験)が追加され、EEATと呼ばれるようになりました。
Google 検索セントラル ブログ内の「品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加」の記事で発表されています。
Googleは、EEATの要素を重視して検索結果の順位を決めています。
EEATの4つの要素
- Expertise(専門性): 自分の専門分野について、深い知識を持っている
- Authoritativeness(権威性): 自分の分野で認められている存在である
- Trustworthiness(信頼性): 信頼できる情報発信をしている
- Experience(経験): 専門知識だけでなく、実務経験を持っている
上記の4つが、検索結果を決めるための基本的な基準だと考えましょう。
そして、EEATを満たすために以下の5つを意識するのが重要です。
- 自分の専門分野に特化したブログを作って記事を書く
- 専門家や公的機関の情報などを引用する
- プロフィールページを充実させる
- 正確な情報を提供する
- 独自の具体例や実体験を盛り込む
上記のポイントを押さえながら、EEATを意識した記事作りを心がけてみてください。
ブログSEOで注意すべきNG行動6選
ブログでSEOを意識するなら、評価を上げることだけでなく、マイナス要素についても考えなければなりません。
そこで、注意すべきNG行動を6つピックアップしましたので順に紹介していきます。
注意すべき6つのNG行動
それぞれを以下で解説します。
ブログ記事内の情報が古いままになっている
せっかく書いた記事も、更新しないと検索エンジンからの評価が低くなります。
また、古い情報は読者にとって不利益につながるので、離脱されやすくなるでしょう。
そのため、信頼性が低いサイトだと判断され、検索順位が下がる原因になります。
Googleは以下のように、コンテンツの新鮮さについて重視する発表をしています。
ブログを定期的に更新し、新しい情報を提供しなければ、読者と検索エンジンからの信頼は得られません。
したがって、更新頻度の高いブログを目指すことが重要です。
リンク切れを放置している
リンク切れが起きた場合、画面に404 not found(404エラー)と表示され、読者は困惑します。
そうすると、読者が離れていき、サイトは信頼を失って評価が下がります。
また、リンク切れはクローラーの巡回効率を下げる可能性があるので、検索順位低下につながるでしょう。
リンク切れに気づくための方法としては、リンク切れの有無を自動でチェックしてくれるプラグイン「Broken Link Checker」があります。
また「Google Search Console」を設定しておくことで、リンク切れの通知を受け取れます。
コピーコンテンツを載せている
他のサイトから丸写しした文章を掲載するのは、絶対にやめましょう!
コピーコンテンツは、検索エンジンに価値のないコンテンツとみなされます。
Googleは以下のように、コピーコンテンツを回避するよう促しています。
もし他のサイトを参考にする場合は、必ず自分の言葉で書き換えましょう。
また、写真やイラストについても独自のものを使用するのが理想ですが、引用する場合は情報源を明記するのが基本的なルールです。
先ほど説明したEEATの基準以前に、Googleは記事の独自性を重要視しています。
できるだけ独自の視点や経験を盛り込んだ、オリジナルな記事の作成を目指しましょう!
無意味な被リンクにこだわる
被リンクはSEO対策において重要ですが、質の低い被リンクは逆効果です。
関連性のないサイトや低品質なサイトからの不自然な被リンクは、検索エンジンからペナルティを受けてしまう可能性があります。
具体例な例として以下のようなものがあります。
- 相互リンクサイトに登録する
- 掲示板に自分でURL付きメーッセージを投稿する
- リンクファームやスパムサイトからの被リンク
上記に示した被リンクは、意味がないだけでなく、自分のサイトにとってマイナスになります。
独自性のある質の高い記事作成を心がけ、自分のサイトと関連性が高く、信頼できるサイトからの自然なリンクの獲得につなげていきましょう。
ブラックハットSEOをしている
ブラックハットSEOとは、検索エンジンに不正な方法で上位表示をしようとする手法です。
一時的に効果が出たとしても、いずれ必ずペナルティを受けてしまうため、絶対にやめるべきです。
具体例として以下のものがあります。
- キーワードの大量詰め込み
- 背景色とテキスト色を同じにする隠しテキスト、隠しリンク
- 被リンクの大量購入
上位表示を早期に達成したい気持ちはわかりますが、あせってはいけません。
正しいSEO対策(ホワイトハットSEO)により、長期的な視点で取り組むことが大切です!
カニバリゼーションが発生している
カニバリゼーションとは、自分のブログ内の似たテーマの記事が検索エンジンにインデックスされ、競合する状態を指します。
良い記事を書いても、Googleからの評価が分散するため、両方の記事が検索結果で上位に表示されにくくなる可能性があります。
たとえば「コーディング つらい」と「コーディング きつい」のキーワードだと、どちらも似た内容の記事になりがちです。
カニバリゼーションを避けるためには、キーワードを適切に分けて記事の内容を差別化する、または1つの記事として統合する、といった決断が必要です。
ブログのSEO対策ツール5選
ブログでSEO対策を実施するには、適切なツールの活用が重要です。
ここでは、今回はブログ初心者でも簡単に使える、おすすめSEOツールを5つご紹介します。
それぞれを以下で解説します。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleが提供する無料ツールです。
ブログの検索エンジンへの登録状況や、検索結果での表示順位などを確認できます。
また、サイトに関する問題点を指摘してくれるため、それを修正することで検索ランキングを改善できます。
ブログを開設したらすぐに登録できます。
設定方法は次の記事で詳しく解説しています。
-
Googleサーチコンソールの設定方法と使い方【画像付き解説】
Googleサーチコンソールの設定方法や基本的な使い方を手っ取り早く知りたい!そんな初心者向けに画像付きで解説したブログ記事です。初期設定で必要なXMLサイトマップの作成方法や、Googleアナリティクスとの連携方法も紹介しています。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
アクセス解析やコンバージョン率の改善に役立ち、どのページが人気なのか、どのキーワードでアクセスされているのかを把握できます。
つまり、読者が何を好んで読んでいるのか、どんな情報を求めているのかがわかる、ということです。
読者の要望に合わせてブログをより良くしていくための強力なツールです。
Googleサーチコンソールと同様、ブログを開設したらすぐに登録できます。
設定方法は次の記事で詳しく解説しています。
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Googleアナリティクスの設定方法【GA4版】初心者向け解説
「Googleアナリティクスの設定ってどうやるの?やり方は?」こんな人に向けた記事です。設定方法や初期設定、使い方を画像つきで解説してます!
WordPressテーマ
WordPressテーマは、ブログのデザインやレイアウト、機能などを自動的に設定するものです。
SEO対策に特化したテーマを選ぶことで、検索エンジンからの評価を高め、上位表示を目指しやすくなります。
WordPressテーマには無料のテーマもありますが、有料テーマを使用すれば、よりSEOに強いサイト作りが可能になります。
本気でSEO対策に取り組むなら、有料テーマをおすすめします。
おすすめの有料テーマは次の記事で詳しく解説しています。
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ワードプレスブログ初心者向けの有料テーマおすすめ11選【比較一覧】
有料テーマ選びで悩んでいませんか?この記事では、おすすめのワードプレス有料テーマ11個の情報と比較一覧表を用意しました。テーマの選び方やメリット・デメリットも解説しています!
GRC
検索順位チェックツールであるGRCは、ブログ記事一つひとつの検索順位を調査し、履歴を記録するツールです。
Google、Yahoo、Bingの検索キーワードに対応しています。
無料プランでも十分な機能が利用でき、初心者でも簡単に使いこなせます。
GRCはWindowsのOSが推奨されており、わたし自身も使用しています。
MacOSの方は「Ahrefs(エイチレフス)」がおすすめです。
Get Keyword
Get Keywordは、無料で使える日本語キーワード選定ツールです。
シンプルな操作で、関連キーワードや検索ボリューム、競合性などを簡単に調べられます。
Get Keywordで得られる情報からは、潜在的な読者がどのような言葉で情報を探しているのか、また競合他社がどのキーワードで優位に立っているのかを把握できます。
Get Keywordを使えば、ブログの内容を読者のニーズに合わせて最適化し、質の高い記事を作成できます。
ブログ初心者におすすめのSEO対策本
ここでは、初心者の方におすすめのSEO対策本をご紹介します。
わたし自身が実際に読んでみて、わかりやすく学べた良書を2冊選びました。
- 沈黙のWebマーケティング
- 沈黙のWebライティング
この2冊は、Webマーケティングの基礎から応用までを、マンガ形式でわかりやすく解説した実用入門書です!
謎めいたWebマーケター「ボーン・片桐」が活躍するストーリーを通じて、SEOに強いライティングのノウハウを学べます。
Webサイトのデザイン本質、感情を動かすコンテンツ、SNS運用の真実など、初心者にも刺さる内容が盛りだくさんです。
まとめ【SEO対策を学んで上位表示を達成しよう】
本記事では、ブログ初心者さんがSEO対策を実施するために、役立つ内容をわかりやすく解説してきました。
あとは皆さんが実践するだけです!
ブログで実践可能なSEO対策は以下の9つです。
- 独自ドメインでWordPressブログを運用する
- キーワードを決めて記事を書く
- キーワードをタイトルに含める
- 見出しを整える
- ページの表示スピードを基準以上に
- メタディスクリプションの最適化
- 画像のAltタグを設定する
- 記事を内部リンクで適切に繋ぐ
- 階層が浅いサイト構造にする
がんばって記事を書いても、すぐには検索結果に表示されないもの。
あせらずにコツコツと地道な努力を継続するのみです!
SEOを一緒にがんばっていきましょう!
本記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!