こんな疑問が解決できる記事です!
この記事を読めば、WordPressの記事をスマホでスムーズに編集できるようになります!
記事の内容
- WordPressをスマホで編集する方法とメリット・デメリット
- WordPress公式アプリについて
- WordPressをスマホブラウザで編集するコツ
- ブログ運営におけるパソコンとスマホの使い分け方
WordPressブログを4年運営してきた実体験をもとに、WordPressの記事をスマホで編集する方法やコツについて、初心者さんにもわかるよう紹介していきます。
本記事を最後まで読んでいただくと、環境に応じたデバイスの使い分けができるようになり、スキマ時間を活用したブログ運営が可能になりますよ!
※スマホでWordPressブログを始めたい方のための記事はこちら
スマホでできるWordPressブログの始め方【PCなしで完結】
WordPressはスマホでも編集できる
WordPressはスマホからでも編集できるんでしょうか?
WordPressはスマホからでも編集できます!
また、WordPressの記事をスマホから更新することもできます。
なので、PC環境がない方でもスマホでWordPressブログを運営できますよ!
実際にスマホのみでWordPressブログを運営されている例もあります。
ただし、パソコンとまったく同じように使えるわけではありません。
WordPressを編集する場合での、パソコンとスマホの違いについて以下で解説していきます。
WordPressをスマホで編集するメリット・デメリット
WordPressをパソコンで編集する場合と、スマホで編集する場合とではどう違うのですか?
両者のメリット・デメリットを下記の表にまとめました。
メリット
デメリット
- 外出中のスキマ時間を活用できる
- フリック入力で記事を編集できる
- 音声入力が使える
- 自分にあったデバイスの使い分けが可能
- 画面が小さすぎて使いにくい
- 管理画面のレイアウトが違う
メリット①外出中のスキマ時間を活用できる
ノートパソコンを持っていたとしても、外出中だとパソコンを使える環境は限られています。
しかし、スマホなら電車やバスなどの移動時間であっても使えるので、スキマ時間を使ってWordPressブログの作業ができます。
メリット②フリック入力で記事を編集できる
タイピングが苦手でも、スマホのフリック入力を日常的に使いこなしている人は多いと思います。
スマホのフリック入力なら、気軽に記事を編集できますし、タイピングよりも早く記事を書ける人もいるでしょう。
メリット③音声入力が使える
スマホなら音声入力機能が使えるので、文字を打たずに音声で文章を入力できます。
音声入力機能は、近年の音声認識技術の進歩により、誤字脱字が少なく、誰でも簡単に利用できるようになってきています。
人前だと難しい場合もあるかと思いますが、フリック入力などの手打ちよりも早く記事を書ける可能性は十分にあるでしょう。
メリット④自分にあったデバイスの使い分けが可能
おすすめなのは、状況に応じてパソコンとスマホを使いわけることです。
たとえば、記事の装飾や画像の挿入はパソコンで行うけれど、記事の下書きや記事の推敲、最終チェックは外出時にスマホでもできる、といった感じですね。
スマホだけでブログ運営をするのも全然アリですが、その場合はWordPress画面の操作において、ある程度の慣れが必要になってきます。
デメリット①画面が小さすぎて使いにくい
やはりパソコンでの操作と比べるとスマホでの操作では画面が小さいので、使いにくいと感じる方は多いかもしれません。
WordPressをパソコンでしか操作したことがない方は、とくに作業しづらいでしょう。
スマホで作業する場合に最初は戸惑うと思いますが、コツを掴めれば意外と操作できることに気づくはず。
デメリット②管理画面のレイアウトが違う
これは主に後述する「スマホブラウザ版」でいえることですが、WordPress管理画面のレイアウトが微妙に違っています。
レスポンシブデザイン(スマホに合わせた画面表示)が採用されてはいますが、表示される画面幅に限りがあるため、ちょっとした操作ミスでレイアウトが崩れたり、あるはずのアイコンがなかったりします。
しかし、記事後半で解説する「スマホブラウザで編集するコツ」を読んでいただければ、きっと解決できるかと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
スマホで編集する方法は2つ
どちらも無料で使用できます。
両者の違いとして一長一短ありますが、個人的にはスマホブラウザのほうがおすすめです。
その理由について触れながら、アプリとブラウザついて解説していきます。
WordPress公式アプリとは?
WordPressには公式のアプリとして「WordPress-サイトビルダー」を提供しています。
iOSおよびAndroidのどちらでも提供しています。
メリットは下記の2つです。
- オフラインでもWordPressの編集ができる
- 画面レイアウトがスマホ用に最適化されている
スマホブラウザでの編集に比べて操作性の良さは評価できるのですが、使える機能が少ないのにデメリットが多いので、あまりオススメはしません。
WordPressアプリがおすすめできない理由
おすすめできない理由は以下に示すデメリットです。
機能が限定されている
アプリでできることは以下の4つです。
- 投稿の作成・公開
- 投稿設定
- 画像アップロード
- コメントの承認・返信
したがって記事の執筆に特化したアプリだといえます。
文字装飾が限定的
アプリでできる文字装飾は下記の4つに限定されています。
- 太字
- 文字色の変更
- 斜体(イタリック)
- 打ち消し線
マーカーやフォントサイズの変更、吹き出しなどは使えません。
テーマ固有の機能が使えない
通常のブラウザ版では、使用しているテーマによって記事作成画面にさまざまな機能が追加されます。
しかし、アプリでは独自の機能に限定されてしまいます。
下記がアプリでの機能選択画面です。
※囲みや吹き出しなど、装飾に関するものはありません。
テーマ・プラグインのインストールができない
テーマやプラグインのインストールはできません。
それだけでなく、テーマに関しては操作が一切できません。
しかし、他記事では「プラグインの有効化、無効化の操作ができる」との情報もありますが、現在のところ確認できていません。
記事の執筆だけなら別アプリでもいい
前述していますが、記事の執筆に特化しているアプリとはいっても、この「WordPress-サイトビルダー」にこだわる必要はないと考えています。
記事の執筆だけなら、スマホアプリの「Notion」や「Googleドキュメント」を使い、テキストをWordPressにコピペするやり方もアリです。
「Notion」や「Googleドキュメント」じゃなくても、他には「Evernote」などもあります。
パソコンと同期できるアプリで、自分が使いやすいものを選ぶのが良いでしょう!
WordPressアプリのインストールと初期設定
アプリを使ってみたい方のために、初期設定までの手順を紹介しておきます。(本記事ではiPhoneでの例を紹介します。)
ステップ1
WordPress公式アプリ「WordPress-サイトビルダー」をインストールして、アプリを開きます。
「既存のサイトアドレスを入力」を選択。
ステップ2
自サイトのURLを入力します。
ステップ3
ユーザー名とパスワードを入力。
ステップ4
上記のように、アプリの管理画面が表示されれば完了です。
これで、パソコンでのWordPressとスマホアプリのWordPressが連携した状態になりました。
WordPressをスマホブラウザで編集する方法
スマホブラウザでの編集は、アプリと同様に画面が小さく、操作性が独特です。
とはいえ、基本的な仕様がパソコン版と変わらないので、ほぼ同じ機能が使えますし、慣れさえすれば問題なく編集が可能です。
スマホブラウザで管理画面を開く方法
管理画面を開く方法は下記の2つがあります。
- アプリから開く方法
- ブラウザから開く方法
アプリから開く方法
「WP Admin」から管理画面を開けます。
ブラウザから開く方法
アドレスバー(検索ボックス)に、自分のブログ管理画面用URLを入力して、スマホブラウザに表示します。
WordPressをスマホブラウザで編集するコツ
上の画像は、スマホブラウザで表示したWordPressダッシュボード画面です。
パソコンのブラウザでの表示とはかなり違いがあるものの、同じ機能が使えます。
とはいえ、最初はどこにメニューがあるのかなどが分かりづらいものです。
ここでは、以下の3つのコツを紹介していきます!
左サイドバー(メニュー)の表示方法
画面上部の三本線をタップします。
すると上の画像のように、左サイドバー(メニュー)が表示されます。
表示内容はパソコンのブラウザと同じで、アプリのような機能の制限はありません。
基本的な使い方もパソコンのブラウザと同じになります。
しかし、記事の編集画面ではスマホブラウザならではの特徴があります。
たとえば、以下で解説する「戻るボタン」の位置などです。
「戻るボタン」の使い方
ここでいう「戻るボタン」とは、厳密には直近に行った編集を1つ前に戻すためのボタンです。
パソコンブラウザの場合だと、下の画像の赤矢印のところです。
一方で、スマホブラウザの場合に「何も表示されてない!」と思いきや、、、
スマホを横にして画面表示を横長にすると表示されます!
「上部のツールバー」の使い方
スマホブラウザで記事の編集画面を表示したとき、下の画像の赤矢印が示す場所にツールバーがあります。
このツールバーは左にスライドすると、表示しきれていない右側を表示できます。
ここで注意したいのが、記事を少しでも下へスクロールすると、、、
上の画像のように、ツールバーが表示されなくなってしまいます。
したがって、テキストの編集をするときには、編集したいテキストを選択したら、
上部までスライドすると、下の画像のようにツールバーが表示されます。
その状態でツールバーの選択肢を選べば、装飾などを行えます。
ブログ運営におけるデバイスとツールの使い分け方
パソコンとスマホの両方でWordPressを使えることはわかったけど、どんなふうに使い分ければいいですか?
私が実際にやっている使い分け方を1つの例として紹介します。
下記の表で作業ステップごとにまとめました。
作業ステップ | 自宅 | 外出時 |
---|---|---|
①テキストの作成 (記事下書き) | Notion (PC) | Notion (スマホアプリ) |
②テキストの推敲 (誤字脱字チェック) | Googleドキュメント にコピー(PC) | なし |
③記事の入稿、装飾、公開 | WordPress (PC) | WordPress (スマホブラウザ) |
④記事公開後の最終チェック (音声読み上げ) | Edge (PCブラウザ) | Edge (スマホアプリ) |
デバイスは基本的に、自宅ではデスクトップPCを、外出時はスマホを使用しています。
作業ステップごとにツールを使い分けており、以下のとおりです。
①テキストの作成
PCでもスマホでも基本的にはNotionを使用して記事の下書きを作っています。
AI機能を使って効率的に文章を作成できるのでおすすめです。
AI機能を使わないなら、Googleドキュメントでも良いかと。
②テキストの推敲
Notionで下書きを作ったあと、誤字脱字チェックをするために一度Googleドキュメントにコピーしています。
「スペルと文法のチェック」という機能を使うためです。
一瞬で誤字脱字を教えてくれるので、とても助かっています。
しかし、スマホアプリのGoogleドキュメントには「スペルと文法のチェック」機能がありません。
③記事の入稿、装飾、公開
記事の入稿、装飾、公開では、WordPressを使います。
外出時はWordPressをスマホブラウザで使用します。
しかし、スマホブラウザでの装飾はスピーディーに行えないため、装飾をするときはなるべくPCでやるようにしています。
④記事公開後の最終チェック
記事公開後の最終チェックにはAIによる音声読み上げ機能を使用しています。
記事を自分で音読するのもいいんですが、読み上げ機能を使うと楽です。
しかも人間ではなく機械が読むので、抜け漏れを防げます。
そのために、Microsoftのブラウザである「Edge」を使用しています。
「Edge」では、PCブラウザとスマホアプリの両方に音声読み上げ機能があり、スピード調整もできるので効率的にチェックができます。
まとめ【スマホ編集はブラウザ版がおすすめ!】
今回の記事では、WordPressのスマホ編集について解説しました!
方法はアプリとブラウザの2通りありますが、アプリは使いやすい反面、できることが少なすぎるので、本記事ではパソコンと同様の機能が使えるスマホブラウザ版をおすすめします!
スマホブラウザ版は使いにくく感じるかもしれませんが、本記事で紹介している「3つのコツ」を抑えておけば、スムーズに使えるようになるかと思います。
そうすれば、スマホで記事を書く場合でも、「WordPressブログの書き方【ゼロから投稿まで徹底サポート】」の記事内容がそのまま使えますので、ぜひ参考にしてみてください!
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WordPressブログの書き方【ゼロから投稿まで徹底サポート】
本記事では「ブログの書き方」はもちろん「WordPressの投稿機能」についても解説しています。WordPressで実際に表示される画像を使いながら、わかりやすく解説していますので、WordPressを使うのがはじめての方でもブログが書けるようになりますよ!