どうも!ロボットのように働くアラフォー会社員、ろいどです!
『東大思考』
- 著者:西岡壱誠
- 発行:東洋経済新報社 2020年08月13日 初版発行
- ページ数:275
- 定価:(本体1500円+税)
- 難易度:★★★☆☆(普通)
『東大思考』というタイトルから想像できる通り、この本は東大生の思考法について書かれた本です!
元々は偏差値35だった著者の西岡壱誠さん。
2浪するも、頭のいい人の思考法をパクリまくって東大を合格!
そんな著者が、頭の出来に関係なく実践できるテクニックをこの本では紹介しています。
こんな方にオススメの本
- 楽に暗記できるようになりたい!
- いろんなアイデアを出せる人になりたい!
- 頭のいい人の考え方を知りたい!
この記事では、私の感想を交えながら『どんな本なのか?』を書いていきます!
『東大思考』てどんな本?要約・書評
本書では、大きく2つのPARTに分かれた構成になっています。
PART1(前半8割)の部分で"多くの東大生に共通している「5つの思考回路」"を解説しています。
PART2(後半2割)の部分で"「5つの思考回路」による「東大思考」の実践例"を解説しています。
この本の主となっているPART1の「5つの思考回路」による思考法について要約していきます。
『東大思考』を要約
"東大生は身の回りのすべてのことから学んでいる“
そして、そのことを高性能カメラに例えて「日常を高い解像度で見ている」と語る著者。
その解像度を上げる(身の回りのことから学ぶ)ための「5つの思考回路」を紹介していました。その内容の要約が次の通り。
【5つの思考回路】
1.原因思考
「暗記しなくても記憶できるようになる」
覚えたい事柄の原因や理由を知ることで、記憶が定着しやすくなるとともに、関連知識も得られるということ。
2.上流思考
「簡潔に話をまとめることができるようになる」
物事の背景を知ることで、本質的な情報を整理できるとともに、その物事を要約できるということ。
3.目的思考
「人にうまく話を伝えられるようになる」
伝えたい事を明確にし、適切な例を使って説明することで、うまく話を伝えられるということ。
4.裏側思考
「他人に思いつかないアイデアを生み出せるようになる」
色々な立場から物事をみることで視点が増えるので、いいアイデアにたどり着けるということ。
5.本質思考
「難解な問題を解決できるようになる」
1~4の思考を使い、「ミクロの視点」と「マクロの視点」を行き来することで本質を見抜き、問題の解決に応用できるということ。
『東大思考』を読んだ感想・気付き
著者の言う「頭のいい人」の特徴を知るとともに、自分がどうして凡人以下なのかを納得してしまうという悲しさがありました(笑)
しかし同時に、「思考回路」がわかった嬉しさ。そして「これから応用していけば」という期待感。この2つのほうが大きかったです!
そして、「もっと若いときにこれを知っていたら…」とつくづく思ったので、自分の子供にも是非読んで欲しいと思いました。
【本を読んだことによる気付き】
「わからないことをわからないままにしない」というのは良く聞くと思います。
"当たり前ではすまさずに、どうしてこうなったのか?をしっかりと考え抜く"
結構近いなと感じました。
日々の生活でこれを実践しているかどうか?が凡人と頭のいい人とを分けるのだと思います。
そして、私にとっては衝撃的だったのが次のこと。
"頭のいい人は、1つの考え方、1つの立場に縛られず物事を考えることができる"
これには深く考えさせられましたね。
テレビ番組のコメンテーターはきっとこれができるのでしょう。
状況に応じて求められる発言をしているのだと思います。
それに対して私はというと、常に自分側の立場にしか立てていなくて、それが当たり前だと思って今まで生活してきました。
特に「相手の立場に立つ」ということがホントに苦手というか、自分には足りていない。。。
もっともっと、色々な立場に立って物事を考えるという意識が自分には必要だと思いました。
『東大思考』てどんな本?著者紹介
著者紹介
西岡壱誠 にしおか・いっせい
現役東大生。1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「思考法」「読書術」「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、在学中の2020年に株式会社カルペ・ディエム(https://carpe-di-em.jp/)を設立、代表に就任。全国6つの高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施、高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。静岡県沼津市の誠恵高校では理事長付学習特別顧問を務める。またYouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営約7000人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書』『「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる東大作文』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計30万部のベストセラーになった。
書籍内【著者紹介】より
『東大思考』の商品リンク
"東大生の「頭の良さ」は後天的に得られたもの"
皆さんも是非5つの思考回路を使って日常の解像度を上げよう!
本書はオーディオブックでも聴くことができ、しかも聴き放題対象になっています。リンクはこちら↓
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著者の関連本
こちらの記事でも西岡壱誠さんの著書を紹介しています!