どうも!ロボットのように働くアラフォー会社員、ろいどです!
今回ご紹介する本がこちら↓
『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』
- 著者:樺沢紫苑
- 発行:株式会社KADOKWA 2021年7月8日 初版発行
- ページ数:341
- 定価:(本体1400円+税)
- 難易度:★★★☆☆(普通)
私はこのタイトルにある『最適化』という言葉にすごく惹かれ、「ポジティブな気持ちになれそうだな♪」という印象を受けました。
そしてタイトルには今流行りの『大全』が使われているのですが、よく見るとこの本はあの『アウトプット大全』や『インプット大全』の著者、樺沢紫苑さんが書かれた本なんですよね~!
今回この本を読んでみたら、まさに「著者の集大成!」て感じでしたし、帯にもそう書かれていました。
「何がどう集大成なの~⁉︎」
そんなあなたのために、この記事では、私の感想を交えながら『どんな本なのか?』を書いていきます!
こんな方にオススメ
- 仕事や勉強でのパフォーマンスを上げる方法が知りたい。
- 朝から晩まで疲れっぱなし、心と身体の疲れから解放されたい。
- なんだか生きてても幸せを感じないし、自分にとって何が幸せなのかわからない。
『行動最適化大全』てどんな本?要約・書評
実際にどんなことが書かれているかというと、裏面の帯を見るとわかりやすく書いてあって、その画像がこれ↓
第1部と第2部では同じ内容を伝えているのですが、第1部はほぼイラストによるダイジェストみたいな感じで、見て内容を把握するという作りになっています↓
視覚によって情報が頭に入ってくるので内容をイメージしやすいし、これを見ていくだけで内容がザッと把握できます。
各項目ごとに第2部での対応ページが書かれているので、第1部でイメージを掴んだら指定された第2部のページに飛んで、より深く理解する、という読み方もできます。
『行動最適化大全』を要約
一日の最後である、寝る直前に「ポジティブな出来事」を思い出すことでハッピーな気分でそのまま眠る。
こうすることで「いい1日だった」と認識できる、と説明されています。
そこでは『ピークエンドの法則』を引用しています。
この『ピークエンドの法則』とは、人間の印象は「ピーク」と「エンド」で決まる、これをダニエル・カーネマン博士(ノーベル賞経済学賞を受賞)が提唱したそうです。
著者は更に、「楽しい1日だった」を継続していき、それが1年続いたら「楽しい1年だった」となり、そして10年、20年、、、と続けることでやがて「楽しい人生だった」「幸せな人生だった」となっていくと。
これが本書の軸となっている考え方です。
そして、精神科医でもある著者は人間の幸せの感じ方について、脳内での反応や分泌される脳内物質について解説しています。
図解したものがこちら↓
分泌される脳内物質の種類によって、3種類の幸福に分類されることを表しています。
そこで最も重要な幸福が「健康」で、次に「つながり」となっています。
いくら「成功」したとしても不健康であったり、家庭や仕事場での人間関係が上手くいってない状態では、幸福とはいえないでしょう。
これらの幸福を達成するために、朝、昼、夜、仕事、学習、コミュニケーション、健康、人生の8項目についての最適化が紹介されています↓
著者の紹介する最適解を取り入れて実践し、習慣化していくことで、自分の人生をより良いものにしていきたい!そう思わせてくれる本でした。
エビデンス短めで最適化盛り沢山!
私が取り入れたいと思った、たくさんの最適化ポイントを3つだけ挙げると次の通り
- カフェインには半減期があり、4~6時間かかるため、コーヒーは14時までにすべし。
- 自分を攻撃してくる「攻撃星人」に対して、親切で返すべし。自分の好感度があがることで自分を攻撃し辛くする。
- 仮眠は20分前後まで、30分以上はダメ!
こういったポイント1つひとつのエビデンスについては長々とは書かれていませんが、その分たくさんの最適化ポイントが紹介されています。
とにかく取り入れたいポイントが盛り沢山でした!
そのあたりがこの本が集大成とされている理由であると思います。
そして、もしもエビデンスを詳しく知りたい方は本書の終盤にあるページで、各項目ごとの「参考図書リスト」が書かれているので、そこから調べてみるといいでしょう。↓
『行動最適化大全』を読んだ感想・気付き
40歳を過ぎて色んな遊びを一通り卒業してきた私ですが、ふと「自分にとっての本当の幸せってなんだろう?」と考えることが増えてきました。
そしてこの本に出会い、「脳内で分泌される3つの幸福ホルモン」について知ったときには、まさに雷に打たれたような感覚でした。
「自分が探してた幸せというヤツは、ここから辿れるのではないか?」そう思ったんです。
感覚的に、1つひとつを「あれじゃない、これじゃない」と探すよりも、『幸せを感じる仕組みを理解してそこからアタリをつけていく』というわけです。
それは、幸せについて俯瞰的な視点を手に入れたとも言えると思います。
また、幸せには3つの種類があり、「健康」や「つながり」の幸せを前提とした上で「お金、成功」の幸せを感じることできるのだな、という気づきを得ることもできました。
人の幸せとは人それぞれ違うものではありますが、自分の求めるべき幸せの方向を示してくれる!そんな一冊だと思いました。
『行動最適化大全』の著者紹介
樺沢紫苑 (かばさわ・しおん)
精神科医、作家
1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。「情報発信を通じてメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、インターネットフォロワー累計60万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。
シリーズ累計80万部の大ベストセラーとなった『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化するインプット大全』(ともにサンクチュアリ出版)など累計36冊180万部以上の著書がある。
カバー袖著者紹介より
『行動最適化大全』の商品リンク
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著者の関連本
おなじみではありますが、他にもこんな著書があります!