
どうも! ロボットのように働くアラフォー会社員、ろいどです!
今回ご紹介する本がこちら⇩
『死ぬほど読めて忘れない高速読書』
- 著者 : 上岡正明
- 発行:アスコム 2019年09月02日 初版発行
- ページ数 : 233
- 定価:(本体1400円+税)
- 難易度 : ★★☆☆☆(読みやすい)
『高速読書』というキーワードを見ると
速読術の本だと思いきや
1ページ目にこう書かれています⇩
高速読書は
スピード×記憶定着
この両方を実現する読書術です
上記の通りこの本は読書術の本なのです!
✔限られた時間で効果的な読書をしたい!
✔読んだ内容をしっかり記憶に定着させたい!
ビジネス書をはじめ資格試験や受験勉強などに効果的です。
しかし小説など、じっくり読書を楽しみたい方には向かないのでご注意下さい。
この記事では、本の要約・目次・著者紹介など『どんな本なのか?』を書いていきます!

上岡正明の『死ぬほど読めて忘れない高速読書』てどんな本?要約
本を読む目的というのは、人それぞれ色々あると思いますが、本を読んでも行動が変わらなければ何の意味もありません!
読んだ情報を知識に変え、それによって行動を変えていく。そこで初めて読書した意味が出てきます。
つまり、行動が変わるかどうかが重要!
ということで、この本に書かれている読書術というのは、読むだけで終わらせず行動を変えるための方法です。
高速読書とは1冊を3回読む方法

この読書術(高速読書)は1冊をスピーディーに3回読み、その後『アウトプットノート』を書く、というもの。
そして、速く読むためのやり方や考え方についてや、『アウトプットノート』の書き方が書かれています。
その一つひとつは脳科学による裏付けに基づくもので、その理論についても説明されています。
読書の効果を最大化させる『アウトプットノート』とは?

記憶を定着させるためにはインプット以上にアウトプットが重要であるということがいろんな本でも言われるようになりました。
この本が他の読書術と大きく違うのは、読む(インプットする)だけでなく書くことでアウトプットをしよう!というところです。
この読書術では、最終的に読書の内容をまとめたうえで行動プランをノートに書いていきます。
これによって自分の行動をどう変えれば良いのか明確になります。
そして、読んで書くというプロセスによって記憶に定着させ、行動プランを実行しやすくなります。
この行動プランを書き込むノートが『アウトプットノート』というわけです。
脳科学を駆使した読書術である

✔分散効果
✔エピソード記憶
✔アウトプットによる長期記憶
この読書術は、これらの最新の脳科学に裏づけられた方法だとしています。
【分散効果】
1冊を3回読むというのは先ほど書きましたが、立て続けに3回読むのではありません。時間と開けたり、場所を変えたりしながら読みます。
これは一気に行うよりも、休憩をはさみながら行ったほうが、記憶として脳に焼きつく効果が高いから。
【エピソード記憶】
単に読むのではなく、読んでいる内容に対して感じたことを本に直接書き込んだり、気になるポイントにアンダーラインを引いたりします。
これは、平常時よりもなんらかの変化があった場合のほうが物事をより記憶できるという習性を利用しています。
【アウトプットによる長期記憶】
読書で得た知識やスキルなどを、自分の頭の中に留めるのではなく、実際に現実世界で使うこと。
脳はそれを重要な情報だと捉え、長期記憶として保存されます。
上岡正明の『死ぬほど読めて忘れない高速読書』てどんな本?気付き・感想
"本を読んでも行動が変わらなければ意味がない"
というのは、この本を読んで気付いたこと。
この気付きは自分にとってかなり大きいです。
そして、著者が最終目的としているのは
「先人の思考回路を手に入れる」
ということが書いてありました。
要するに考え方のカタを手に入れるということ。
「なるほど!確かに読書ってそういうことだよね!」と思いました。
そう思ったら、たくさん読書してノートを書きたくなりました。
そして、自分が今よりももっと成長していけそうだ!とポジティブな気持ちになりました。
他にも、私にとって参考になる部分が多い本でしたが、いくつか気になったところがあります。
この読書術では1冊を3回読むなかで、ドッグイヤー(ページの角を折る)や、直接本に書き込むことを勧めています。
しかし、本に直接手を加えたくないという方も多いと思います。
自分なりに本を傷めない工夫をするのもいいと思います。
実際に私が行なっている方法はこちら⇩
- A4の用紙(仕事場で不要になった片面印刷の用紙)を折り畳んでしおり&メモ代わりに使う。
- 付箋やポストイットを貼り付けてメモをする
著者が勧めている方法は『高速読書』というタイトルの通り、スピードを重視しています。
なので、スピード重視すれば著者のやり方がいいと私も思いました。
上岡正明の『死ぬほど読めて忘れない高速読書』てどんな本?目次
巻頭特集
はじめに
第1章 高速で読めて、記憶に残る!脳科学が認める最強の読書術「高速読書」
1 高速読書なら死ぬほど読めて、しかも記憶に定着する!
2 高速読書と速読は、似ているようでまったく別物
3 高速読書はレッスン不要。今日からすぐに実践できる
4 高速読書を実践して、人生を豊かに変えていこう
第2章 高速読書を成功させるすごい読書テクニック
1 読書前のちょっとした準備だけで、読むスピードは格段にアップする!
2 【高速読書1回目】どうすれば15分で1冊読めるか
3 【高速読書2回目】青ペンなぐり書きリーディングで記憶
4 【高速読書3回目】人生を変えるアウトプットリーディング
5 教養書や参考書を記憶するために高速読書のパターン②も役立つ
第3章 読書を成果に変える!アウトプットノートの書き方
1 読書から行動アクションへ!アウトプットノートを書こう
2 アウトプットノートを書く4つのポイント
3 アウトプットノートは人生のバイブルになる
4 あなたの背後には、本という名の味方がたくさんいる
第4章 高速読書で能力をあげれば、人生まで豊かに変わる!
1 1ジャンル7冊読めば、誰でもその道の有識者に
2 高速読書をするだけで、現代の必須スキルが自然と身につく
3 高速読書で、非認知能力も高まっていく
4 本をたくさん読んで行動すると、自信が深まっていく
5 過去の自分と比較して成長を実感することができる
6 子供の脳の発達にも高速読書は力になる
7 たくさん本を読めば読むほど、直感やひらめきが生まれてくる
8 目的や願望があるからこそ、読書の習慣が身につく
9 あなたの価値を効率よく高めるために高速読書を利用してほしい
おわりに
上岡正明の『死ぬほど読めて忘れない高速読書』著者紹介
上岡正明 かみおか・まさあき
日本脳科学認知心理協会理事。株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長。多摩大学大学院情報経営学科終了(MBA)。多摩大学客員講師。1975年生まれ。放送作家を経て、27歳でマーケティングのコンサルティング会社を設立。
従来の速読法によってビジネススキルの向上を目指すもその効果に疑問を抱き、脳科学的なアプローチから「高速読書」を考案して実践。1日1冊読めて、記憶に定着する高速読書を15年間続けている。
これまで、本から得た知識とスキルを武器に、会社を軌道に乗せ、20年以上にわたって200社以上の企業ブランド構築、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントやPRを成功させてきた。
全国から声がかかるセミナーは延べ200回を超え、2万人以上が参加。脳科学と心理学に基づくセミナーは人気を博し、常に2ヶ月先まで満員。
また、高速読書によって幅広い分野の専門性を身につけ、投資家としても活躍。30代にして3億円の資産を形成し、そのノウハウを記したビジネス書は中国、台湾、韓国でも翻訳され、累計15万部を超える。
本書は、ただの速読法ではない「仕事と人生に本当に役立つ読書術」高速読書の全貌を一般向けに初公開する。
日本神経心理学会、日本行動心理学会、一般社団法人日本行動分析学会の各会員。
カバー袖の著者紹介より
You Tubeで、著者の上岡正明さんが実際にこの読書術を実践してみた動画があります。
前編がこちら⇩
そして後編がこちら⇩
上岡正明の『死ぬほど読めて忘れない高速読書』を読んでみよう!
【高速読書のやり方】
① 1冊をスピーディーに3回読む
② 『アウトプットノート』を書く
自分の今後の行動プランを書き込むノート
本書はオーディオブックでも聴くことができ、しかも聴き放題になっています。
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