
どうも! ロボットのように働くアラフォー会社員、ろいどです!
今回ご紹介する本はこちら⇩
『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法』
- 著者 : 大場美鈴(楽々かあさん)
- 発行 : 株式会社ポプラ社 2016年1月20日 第1刷発行
- ページ数:303
- 定価:(1500円+税)
- 難易度 : ★★★☆☆(普通)
著者は大場美鈴さんという3人の子を持つお母さん。長男(小4)はASD+LD+ADHDで、通級学級在籍。次男(小2)、長女(年中)はいくつか凸凹特徴のあるグレーゾーン。そんな子供達との日々の子育て法やアイデア、育児に対するマインド等が書かれています。
ADHDなどの発達障害を持つお子さんのお父さんお母さんにオススメ!
✔毎日怒りっぱなし
✔話を聞いていない
✔登校・登園しぶり
✔宿題に取り組めない
✔育児に自信が持てない
こんな子育ての悩みを解決してくれる一冊です!
『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法』てどんな本?感想・要約
私自身も子供が3人いて、今年になって長男がADHDの複合型と診断されたこともあり、タイトルを見てビビっと来てこの本を手に取ってみました。
読んでみた感想、気付き
とにかく強く感じたのは、著者の苦労や行動が、私の妻と物凄くかぶっているなということ。
著者の日々の大変さが伝わってくると共に、私の妻の大変さも伝わってきました。
普段の生活のなかで、妻の大変さは目に入っているはずなのに、なぜかスルーしていたんです。
それどころか、家事や育児が疎かになっているところを見つけると、それに対して何かしらプレッシャーになるような言葉を掛けたり、していました。
しかし、この本を読んで反省しました。
そして、私自身が無意識のうちに育児のかなりの割合を妻に任せきりにしている事実にも気付きました。
自分的にはしっかり協力しているつもりだったのですが、、、
今思えば、この協力という意識がそもそもまずい。家事も育児も自分事という意識が大事ですね!(かなり男性目線の意見で話がそれました。^_^)
理想論ではなく、実際に行った工夫や対策が盛り沢山で、それが写真付きで紹介されていたのは凄く分かりやすかったです。
この本のなかで一番心に刺さった言葉が、
「子どもに自信を持ってもらうためには、愛情をいつも伝え続けるのが一番大事」
(P49より)
ということ。
子供の成長において自信を持たせるというのはとても重要なことだと気付かされたし、そのために
話を聞いてあげたり、スキンシップなどで愛情を伝え続けるということが必要なのだとあらためて思いました。
読んでみて自分に起きた変化
著者も最初はそうだったと書かれていますが、私もこの本を読むまでは、子供に言うことをきかせる方法として、「怒る」という行動一択でした。
子供に何かをさせるときは常に感情的になりがちで、何事も子供のやっていることを強引に中断させて、やるべきことをさせていました。
しかし、この本を読んだことで、その時の子供の感情や考えに耳を傾け、理解して共感し、どうしたら子供が素直に行動できるかを考えながら接するようになれました。
何かをさせるとき、少し待ってあげたり言い方を工夫することで、子供も素直に行動してくれることが多くなりました。
そして、以前よりも子供達が私自身になつくようになりましたし、家のなかの雰囲気がかなり明るくなったと実感してます。
読んでみてどんな得があったか
発達障害に関しても特徴などが分かりやすく書かれていました。
それを知ることで、子供の謎の行動や困っている事実を理解できるようになれました。
特にありがたかったのが、著者の工夫やアイデアが参考になるのはもちろん、それに取り組む姿勢には本当に勇気をもらえたこと。
著者が子育てに対して本当に一生懸命なのが伝わってくるし、その苦労にはとても共感でき、「自分ももっと子育てを頑張ろう」という前向きな気持ちにさせてもらえました。
本の目次、構成をダイジェストで紹介
はじめに
普通の子育てがうまくいかなかった体験、発達障害やグレーゾーンについて、自己紹介、家族紹介など
1章 接し方の基本編
愛情の伝え方や、共感、スキンシップ、褒め方、それらのマインドについて
2章 伝わる方法の基本編
子供が聞いていても右から左へ抜けていってしまうような現象に対して、視覚的な方法を使ったりと、より本人に伝わりやすくするための考え方や工夫、アイデアなど
3章 家の中の工夫編
家庭生活を中心とした、食事、トイレ、お風呂、支度、片付けなどに関しての工夫について
4章 おでかけの工夫編
買い物、外食、病院、旅行など外出時の工夫について
5章 学校、園生活の工夫編
毎日の支度や登下校に関してや、運動会などのイベント時に関しての工夫について
6章 学習サポート編
日々の授業や宿題、夏休みの宿題、学校や先生との連携について、登校しぶり対策について
7章 育児を頑張り過ぎているときの対処法
世の中の頑張っているママさんは体力的にも精神的にもヘトヘトになります。そんなママさんに寄り添った対策や考え方、マインドについて
おわりに
参考文献
『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法』著者の大場美鈴さんてどんな人?
1975年生まれ。うちの子専門家(専業主婦)。美術系の大学を卒業後、出版社で医療雑誌の編集デザイナーとして勤務し退社。実父の介護とうつを経験後、結婚。3人の子を持つお母さん。長男(小4)はASD+LD+ADHDで、通級学級在籍。次男(小2)、長女(年中)はいくつか凸凹特徴のあるグレーゾーン。2013年より、Facebookなどで管理人「楽々かあさん」として、育児の傍ら、発達障害児に役立つ支援ツールの制作と、日々の子育てのアイデアをシェア・情報発信する個人活動を開始。「声かけ変換表」がネット上で約14万シェアを獲得するなど拡散し話題となり、雑誌「kodomoe」や「grape」「Spotlight」などのネットメディアに掲載多数。
カバー袖の著者紹介より
●普通の子育てがうまくいかない
⇩
●発達障害という言葉を知る
⇩
●独学で猛勉強
心理学、特別支援教育の本など、参考になるものは片っ端から読み、できそうなものはとにかく実践し、試行錯誤したそうです。
⇩
●個人でFacebookページ「発達障害 アイデア支援ツールと楽々工夫note」を立ち上げ
https://www.facebook.com/ideatoolsnote
育児アイデアと支援ツールなどの発信活動で「声かけ変換表」がネットで話題になる

著者の特徴
- 記憶の整理と人付き合いが苦手でASD(自閉症スペクトラム)とADD(注意欠陥障害)の傾向あり
- 手先が器用でアイデアはいくらでも出て過集中する体質。色鉛筆画が得意ということで、いろんな手作りツールの工夫に生かされています。

『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法』を読んでみよう!

今回の記事をまとめます!
気付き、感想
- 私自身の子育てに対する意識の甘さに気付けた
- 工夫や対策が写真付きで紹介されていて分かりやすかった
- 一番心に刺さった言葉「子どもに自信を持ってもらうためには、愛情をいつも伝え続けるのが一番大事」
自分に起きた変化
- 発達障害を持つ子供との接し方や育児に対する考え方が改善された
- 何かを子供にさせるとき、素直に行動してくれることが多くなった
- 子供がなつくようになった
- 家のなかの雰囲気が明るくなった
どんな得があったか
- 発達障害に関しての特徴への理解が深まった
- 子育てに対して前向きな気持ちになれた
私のように自分の価値観だけで子育てに向き合っている方、子育てに苦しくなったり苛立ちを感じていませんか?
子育てが上手くいっていると家族みんなが笑顔になれるものです。