
どうも!ロボットのように働くアラフォー会社員、ろいどです!
私はIT未経験のアラフォーなのですが、基本情報技術者試験を3回受験してやっと合格できました。
試験を2回不合格になったときはかなり悔しい思いをしたので、何をどうしたら合格できるのかを真剣に考えました。
そして、それまでしていた勉強方法を改善していった結果、なんとか合格することができました!
合格するまでに悩み、改善し、実行したこの経験を誰かの役に立てたいという思いから記事にすることにしました。
ぜひあなたの勉強方法の参考にしてください。
結論は「過去問を多く解くこと」
最初に結論を書いてしまいますが、合格してみてハッキリ言えることがこれです。
この試験の勉強について情報を集めたときにも、このことを言ってる人は何人かいましたが、これは間違いないと断言できます。
「過去問を多く解くこと」が試験に直結します!
どんな教本を読むことよりも効果がデカいです。
確かにこれが結論なのですが、ただ過去問を解けばいいわけではないし、過去問を解けるようになるためにやらなければいけないこともあります。
問題を解くことはアウトプットですが、何もない人がアウトプットできるわけもなく、最低限のインプットは必要なのは言うまでもありません。
ここで最初に結論を書きましたが、私が何をどのように考えていった結果この結論に至ったのか?ということをこれから書いていきたいと思います。
試験日の設定
まず言っておきたいのが、2023年からは春期秋期とか関係なく通年で(いつでも)受けれるようになるそうです。↓
2022年までは春期と秋期があり、午前試験と午後試験を別日に受けることができます。
しかも午前試験と午後試験を最大50日前後の間隔を空けれるので、自分は目一杯空ける作戦にしました。
そうすることで、午前試験を勉強する期間と午後試験を勉強する期間をしっかり分けて挑むことができます。
最初に受験したときからこの作戦ですが、1回目と2回目は午前試験で落ちたので、午後試験は受けなかったし、午後試験の勉強もしませんでした。
午前試験が受かってなければ午後試験が受かっていても合格にはならないので。
しかし今思えば午前試験に落ちていても、次回の試験のためにちゃんと午後試験を勉強して、受験しておく方がよかったと思います。
範囲が広いからこそ
私は受験を決心して勉強を始めてから合格するまで約1年半かかったのですが、ここまで手こずった理由の一つは、シンプルに範囲が広いということ。
範囲が広いと何が出来ないかというと、短期間での一夜漬け的な勉強方法が通用しないのです。
自分は中学、高校のときの勉強、自動車の運転免許、仕事で使う資格など、これまでやってきた勉強はほぼ一夜漬けに近いような短期間集中の勉強方法で乗り切ってきました。
時と場合によっては徹夜に近いこともしてきました。
そんな私ですから、勉強範囲が広すぎると1日や2日では勉強しきれないわけです。
しかも範囲が広いと、教本を一通り読むだけでも時間がかかるので、読み終わったときには半分くらいは頭から抜けてしまいます。
したがって範囲が広い場合には、反復してしっかり記憶に定着させるしかありません。
しかし、何日も勉強しているうちに楽をしたくなり、勉強量を減らしても良い理屈を探し始めてしまいます。
これは学生の頃からの癖かもしれません。
ここで思い留まるために、自分は何のためにこれを勉強しているのか?という目的をしっかり意識することが大事。
そして勉強を継続するにはモチベーションを維持しなくてはいけません。
私はこれらのことをある勉強法の本を読んで学びました。
モチベ維持のためにしたこと
私はモチベーションを維持するために次のことをしました。
- 勉強法の本を読む
- 勉強計画を細かく立てる
- 学習記録を付ける
- Twitterを利用する
これらを解説していきます。
勉強法の本を読む
勉強方法の改善とモチベアップのために、まず勉強法の本を読んでみました。
その本の内容を参考にしながら、これまでの勉強方法をどう改善したらいいかを検討しました。
その時に読んだ本の書評記事がこちら↓
勉強計画を細かく立てる
一日に何をどれくらいやるか?をハッキリさせました。
これを曖昧にしてしまうと、何かしら理由をつけて後回しにしたとき、何がどのくらい遅れているかがわからなくなり自分自身で危機感を感じられなくなります。
1回目と2回目に受験したときの勉強では、想定していた勉強量ができていないにもかかわらず、「これくらいでまぁいいか」を繰り返してしまいました。
3回目の受験前の勉強では、使う教本の総ページ数を勉強日数で割り、一日に何ページやればいいかをハッキリさせました。
項目や単元ごとで決めたり、問題集なら一日に何問解くかを決めました。
また、実行しやすい計画を立てるコツとして、週に1日とかでいいので予備日を作るといいです。
何かどうしても回避できない用事ができることもあるし、勉強時間が少ししか取れない日も出てきたりするので、その予備日があることで予定が崩れづらくなります。
そして、実行できそうな勉強量を設定すること。
そのためには十分な勉強期間を設定することが肝心なので、試験日よりもかなり早い時点で計画しなくてはなりません。
勉強に使用した教本の詳細はこちら↓
学習記録を付ける
記録を付けることはかなりモチベーションに影響します。
毎日記録するわけですから、その度に勉強を意識できます。
自分は寝る前に記録ノートを見返して「今日も頑張れて良かった!」と満足感とともにベッドに入ってました。
また、モチベとは別な話になりますが、記録を付けて良かったことがあります。
試験直前に自信が無く不安に襲われたときに、この学習記録を見返したことで
「これだけやったんだから大丈夫、これだけやってダメなら後悔もないな」
と思うことができ、精神的に落ち着きを取り戻すことができました。
Twitterを利用する
私はTwitterで毎日、その日の学習内容を「積み上げツイート」として発信してました。
そうすることで自分の行動を誰かに見てもらってる感覚を持てるので、サボろうとすると罪悪感を感じるし、自分という人間の信用を落としたくないという心理になります。
これは「誰かに褒めてもらおう」というような気持ちは微塵もなく、ただただ自分の為にツイートしてる感じです。
フォロワーさんのなかには温かく見守ってくれる方もいたり、刺激を受けてポジティブに捉えてくれる方もいますし、なんといっても結果的に自分のモチベ維持に繋がります。
復習ノートの作成
基本情報技術者試験の有効な勉強法を色々と調べたなかで行き着いた方法が、まずインプットをそこそこに数多く過去問を解くということ。
そして、間違ったり解けなかったりした問題を深掘りし、そこを徹底して反復すること。
これを実行するために私は「復習ノート」を作成しました。
このノートでは、過去問で間違ったり解けなかったりした問題だけをピックアップし、何を知っていたら解けたのか?をノートにまとめます。
自分は午前試験の過去問に限りノートを作りました。
午前試験の問題で、例えばその問題が「スループット」の意味がわかっていれば解ける問題だと分析できたら、その意味をノートにまとめました。
また、計算問題で公式を覚えていれば解ける問題だと分析できたら、公式をまとめる。
そして結構多いのがアルファベット3文字とか4文字とかの略した専門用語とか。
例えばBPRの場合はBusiness process Reengineering と記載し、一つひとつの英単語の意味を調べると共に、用語の意味も記載してました。
時間がかかるし面倒なのですが、こうやって手間をかけて意味を調べることで記憶への定着がしやすくなるそうです。
こんな感じで過去問を解きながらノートを作成していき、毎日ページ数を決めてノートを見返すことで反復しました。
なぜ紙のノートで書くのか?についての持論を少し。
これについては諸説あるのですが、私なりに納得している理由として、実際に手を動かして書く行為や自分の頭を使ってまとめる行為によって、自分自身のキャパシティが埋まります。
そうすることで、他に意識が行ったり別なことを考えたりできなくなる、つまり余裕がなくなります。
この「余裕のない状態」はある意味「集中できている」とも言えるわけです。
そして「集中できている状態」は「記憶が定着しやすくなる条件」に当てはまります。
要するに紙のノートに書く行為は記憶が定着しやすいということ。
以上のことから、私は紙のノートに書くことを選びました。
頭の中を基本情報技術者に
基本情報技術者試験の文章や言葉は、私にとって馴染みが薄いためか、「勉強する負荷が高いな」と感じました。
その理由は、自分がIT未経験なので当然IT知識に触れる機会が少ないし時間も少ない、それが原因なのではないかと考えました。
業界に身を置いている人と比べて、その差を埋めるためには、IT知識に触れる時間を増やしたり、環境を変えることが必要だと思いました。
つまり頭の中が「基本情報技術者」で埋まる時間を圧倒的に増やすということです。
そのためには単純に勉強時間を増やせばよいのですが、教本を読んだり問題を解いたりする時間には限界があると感じていました。
そこで、ながらでできる音声学習 やYouTubeの動画による学習をする時間を増やすことなら、取り組むハードルが低いので自分でもやれそうだなと思いました。
音声で復習
先ほど復習ノートのことを紹介しましたが、その復習ノートの内容を自分で読み上げて、それをスマホのボイスメモアプリに録音し、音声学習に使うということをしました。
自分の場合は、朝必ず行うストレッチ体操の5分間に音声を聴いて復習しました。
それ以外では、車の移動中や入浴中などを利用したりという感じでスキマ時間を利用しました。
一日のなかで基本情報技術者試験のことを考える機会が確実に増やせるので、「頭のなかを埋める」という意味ではオススメです。
参考にしたYouTube動画
モチベが落ち気味のときでも取り組みやすいのがYouTubeの動画。
洗濯物を畳みながらなど、スキマ時間に利用できるほか、音声と同様で再生速度を上げることもできる利点があります。
また、イラストや図解などの映像で視覚的に学べるので、理解が深まり記憶にも残りやすいですし、効果は高いです。
ここで、自分が参考にしたYouTubeチャンネルを紹介しておきます。
やるかやられるかチャンネル
3年目IT企業社員の複数メンバーによる視聴者に寄り添った解説は素晴らしい。それでいてわかりやすく楽しいチャンネル。
基本情報技術者試験YouTuberすーさん
午前、午後ともにテーマごとにしっかり解説されている。まだ動画数が少ないものの、これからの活躍に期待できるチャンネル。
spica inc
株式会社スピカさんによる教材動画。1番目の動画から順に毎日見ることをオススメします。自分はこの動画を見ることを勉強計画に組み込んでました。
ITを分かりやすく解説
ITの知識、用語ごとに理解を深めるにはとても良い解説がされているチャンネル。理解不足の用語をピンポイントで補強したいときに見ました。
ITすきま教室
お姉さんに癒やされながら勉強できます。

今回の記事はここまで。次回からの記事では午前試験と午後試験に向けてどんな計画を立て勉強し、どんな対策をしたのかを紹介していきたいと思います。